コロナ禍で行けていなかった東京に約3年ぶりに訪れました。
東京国立博物館の国宝展を見るべく、開催期間に合わせて行ってきました。
日頃出来ない体験
新幹線に乗って、京都から東京へ。
今回は、「日頃出来ない体験」を裏テーマに掲げ、初めてグリーン車に乗りました。
グリーン車っていいですね。
リクライニングを使わずとも十分な背もたれに初めて出会いました。
足元にはフットレスト。
サービスでおしぼりも。
大好きなお弁当(京都駅構内のキヨスクで売っております「至福の銀鮭弁当」)をいただきながら、約2時間で到着です。
皇居周辺
まずは、今まで行ったことのなかった皇居周辺を散策。
ちょうどイチョウがきれいに色づき始めた時期で、銀杏がいっぱい転がっていました。
皇居ランナーに交じってぐるっと一周したのちに、「東京国立近代美術館」へ。
今年開館70周年を迎えられ、70周年にあわせて企画された小特集:「プレイバック「抽象と幻想」展(1953-1954)」(所蔵作品展「MOMATコレクション」)を見学しました。
4階から2階に、歴史を振り返りながら進んでいきます。
作品が作られた年代によって、技法や材質がどんどん変わっていくのが面白かったです。
作品の解説を読みながら、時にはスマートフォンで検索したりしながら展示を見て回りました。
東京国立近代美術館
東京国立博物館へ
2日目 上野の「東京国立博物館」へ。
大学生の時に一度訪れて以来、二度目の訪問となりました。
国宝展のチケットで常設展示も見られるということで、指定時間より早く訪れて、まずは本館の展示を見学しました。
次に、表慶館で開催されていた「150年後の国宝展―ワタシの宝物、ミライの宝物」へ。
こちらは事前に行く予定ではなかったのですが、表慶館の前を通りがかった際に気になって見学してきました。
この展覧会は「東京国立博物館創立150年を記念し、今から150年後の西暦2172年に伝え残していきたい国宝候補を、その背景のストーリーと共に展示する展示イベント 」で、初めて展示品を一般に募った公募型展覧会だそうです。
展示品は、一般から選ばれたものと企業が出展したものとがありました。
一般から選ばれた展示品は、日常の一部分を切り取ったものだったり、懐かしく感じる思い出の品だったり、人それぞれの残していきたいもので溢れていました。
中でも特に印象的だったのは、「おばあちゃんのレシピ」です。
いわゆる家庭の味。
たまに作って、おばあちゃんの懐かしい思い出に浸ったり。
そもそもレシピが残っていなくて、作り方を教わればよかったと後悔したり。レシピ通りにつくっても、おばあちゃんの味は再現できなかったり。。。
色んなことが考えられる、いい展示だなぁと思いました。
最後に平成館で開催されていた、特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」へ。
入場券が前売りで、すぐに売り切れてしまうということでしたが、なんとか確保しました。
初めて東京国立博物館が所蔵している国宝をすべて展示される(会期中の展示替えあり)ということで、まったく詳しくないですが、人の流れにのってじっくりと見学してきました。
この展覧会は二部で構成されており、第一部は「東京国立博物館の国宝」、第二部は「東京国立博物館の150年」という内容で展示されていました。
恥ずかしながら初めて見る展示品も多かったですが、教科書で見たことある!と懐かしく感じる展示品も多くありました。
私が訪れた際に、一番人が集まっていたのは国宝刀剣が集まっているコーナーでした。
昨今の刀剣ブームもあってか、老若男女問わず単眼鏡を片手に刃文などをじっくりと見ている様は印象的でした。
今回のように、所蔵されている国宝がすべて展示される機会はほとんどないとは思いますが、また機会があればもう一度見てみたいなと思いました。
※いずれの特別展もすでに終了しています
東京国立博物館
料金:総合文化展観覧料 一般1,000円 / 大学生500円 ※特別展は別料金。各特別展による。
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日または休日の場合は翌日)、年末年始。その他、臨時休館・臨時開館あり。
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話:利用案内や展示・催し物に関する問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
その他の問合せ:03-3822-1111(代)
※制作時の情報です。新しい情報はWebサイトをご確認ください
星のや東京へ
3日目 千代田区大手町に移動し、「星のや東京」へ。
せっかくの出張研修、普段泊まれないようなところにしてみよう!ということで、先輩社員におすすめしていただいたのが「星のや東京」さんでした。
まずは部屋の広さに恐れおののきつつ、お部屋の探索に。
キングサイズのベッドに、ガラス張りのお風呂、間接照明のように照らす部屋の明かりが印象的でした。
部屋内の探索をしたあとは、フロアの探索へ。
各フロアには、そのフロアの宿泊者のみが立ち入ることができ、専用のラウンジも併設されています。
ラウンジには、飲み物やお菓子・オリジナルの双六などが置かれており、こちらでもゆったりとくつろげる空間となっていました。
探索を終えたあとは、最上階にある温泉へ。
驚いたことに地下1500mから湧き出ている天然温泉です。
ちょうど他のお客さんがいないタイミングで行くことができ、温泉を堪能しました。
内湯から、トンネルのように続く通路を抜けるとそのまま露天風呂に繋がっていました。
露天風呂は吹き抜け構造になっており、周りから見られることもありません。
あいにく曇り空でしたが、晴れの日には星空が見られるかもしれません。
あまり周囲の音が聞こえることもなく、都会の真ん中で露天風呂につかるという贅沢を味わいました。
翌朝、お部屋で朝食をいただきました。
朝食は前日までの予約が必要で、洋食・和食の2種類があります。
私は洋食を選択しました。
セッティングしていただいた三段の木箱には、パン・サラダ・オムレツ・ヨーグルトなどなど・・・盛りだくさんです。
中でも一番目を惹いたのは、アサリのデミグラスソースがかかったオムレツです。
アサリのデミグラスソースというのがそもそも初めてで、この組み合わせは果たして合うのか...?
なんて失礼なことを考えながら恐る恐る口にしてみたところ、なんとも絶品でした。
初めての「星のや東京」さんでしたが、なんとも贅沢な宿泊体験となり、もう二度と味わえないのでは...と思いながら帰路に着きました。
一人ではありましたが、十分に堪能できました。都会の中でゆったりと、和の空間も味わえる、そんなひと時を過ごさせていただきました。
星のや東京
今回学んだこと
今回の出張研修を通して、一番学んだことは、「許可取りの難しさ」です。
普段、SNSなど何気なく利用し、その辺で撮った写真を掲載したりしていますが、特に掲載許可などを取った経験が一切ありませんでした。
今回、スエヒロガリにレポートを掲載するにあたり、掲載許可を得る必要がありましたが、そもそもどの範囲まで許可が必要なのか、そんなところからのスタートとなりました。
われらが八清メディアデザイン部の大先輩に、どう返信したらよいか、どこから問い合わせたらよいか、などなど基本的なことから何からを尋ねつつ、何とかレポートを書きあげました。
弊社では入社時に自分の所属部署だけでなく部署ごとに研修があり、簡単に各部署の仕事内容について教えていただく機会があります。
しかし、入社時の研修でどういったことをしているのかは分かっても、業務内容をきちんと理解するのは難しいです。
文字や聞くだけでは伝わらない、実際のメディアデザイン部の業務を知る機会になったのかなと思いました。
ほかの記事を見る
八清社員が日本各地へ興味が赴くままでかけ、見て、聞いて、普段の業務では得られない知見を広めてきましたのでレポートします。
コメント