八清には『ビジョン(理想)』と、『つくりたい組織』があります。
その『つくりたい組織』の中に「ワクワク、イキイキと働ける組織」というものがあります。
「ワクワク」というと、感情的なもので、これがあるからとか、この瞬間がとか、こんな景色がなど、個人差があります。
自分が感じる「ワクワク」と人が感じる「ワクワク」は当然違う場面で感じることもあるでしょう。
それでも誰もが「ワクワク」を感じるものは無いのか?何がその人を惹きつけるのか?
その感情が引き出されるのはどんな時か?を求めることをテーマとした出張研修に行ってきました。
開園以来40年間、多くの人を魅了し続け、人々に今なお「ワクワク」や「感動」「夢」を与え続ける場所、東京ディズニーリゾートを訪れました。
(事前に撮影許可を依頼するも、法人が掲載するのは一切不可ということで写真は「ワクワク」しなくてごめんなさい)
舞浜から乗車するモノレールの駅からすでに演出は始まっています。
キャラクターの看板だけでなく、駅の時計やラッピングされた車両、車内の窓枠に吊り革と、向かう人を非日常の空間へと誘う魔法のような演出が始まっていました。
施設入口で入場までに40~50分待ち、手荷物検査を経て入場しました。
入場する人は国内外問わずですが、年齢層としては春休み期間ということもあって若い人が多い気がします。
年配の方は1割いるかいないかというふうに見られました。
入園する人の顔はみんなウキウキした感じに見えます。
この場所に限らず、遊園地はどうして人をここまで「ワクワク」させるのでしょうか?
ここで働く人は「キャスト」と呼ばれるらしく、そのキャストもほぼ全員が笑顔でとても親切です。
(因みにマスクが自己判断となったこの時期、着用しているキャストとしていないキャストは半々くらいでした)
施設内から外が全く見えないといわれるこの施設ですが、確かにワクワクさせるには、現実を感じさせることがあってはいけないのでしょうね。
※イメージ
あるアトラクションで並んでいるときに、横の植栽を見ると、人生で初めて五ツ葉のクローバーを見つけました。
ご存知の方もおられるでしょうが、ディズニーランドのある場所には四ツ葉のクローバーが植えられてるんですね。
同行者のYoutube情報によると、中には八ツ葉のクローバーをここで見つけたという動画があったそうで、突然変異みたいにできることがあるみたいです。
視覚的なところに加えてポップコーン売り場近くの匂いも楽しい感覚でした。
16年前に訪れたときよりも販売している場所が多くなった気がします。
それに売っている店ごとにフレーバーを変えているのも面白かったです。
耳に聞こえてくる音楽は、昔学校で聞いたような馴染みのあるものから、ここでしか聞かないであろう、でもどこかノスタルジックなメロディーまで色々な人に配慮した音響でした。
耳を楽しませてくれたものの一つにキャストのコメントがありました。
1時間ほど並ぶアトラクションで3回並んだ同行者の話です。
閉園近くに3度目に並んでいたとき、キャストが並ぶゲストを退屈させないように、その場のゲストや時間に合わせて語りかけてる場面があったようです。
キャストの意識も高くよく訓練されている印象です。
そしてキャラクターと直に触れ合える感覚。
五感を通じて楽しませることにキャストが、施設が、エリアが意識し、そのことにある種のプライドのようなものを感じました。
大変満足感の得られる2日間でした。
何よりも多くの人を笑顔にするために、施設だけでなく、周囲からキャスト含め、裏に隠れた人までが工夫を重ねている感覚が味わえました。
人の「ワクワク」はその人が持つ感覚です。
最大公約数的に万人受けするものは恐らくないでしょう。
全ての人が大きな満足感を感じるのは難しいです。
そうだと分かっても、少しでも多くの人に向けて私なりに「ワクワク」してもらえるものをこれからも作っていこうと思います。
ここで感じたキャストのように。
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八清社員が日本各地へ興味が赴くままでかけ、見て、聞いて、普段の業務では得られない知見を広めてきましたのでレポートします。
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