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歴史ある建物、伝統の料理、長い歴史の中で様々なドラマが紡がれてきたクラシックホテル。

今回の出張研修では時をこえ愛されてきた贅沢な空間を堪能してきました!

横浜 ホテルニューグランド

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1日目は異国情緒あふれる横浜の「ホテルニューグランド」を訪れました。

設計は銀座 和光などを手掛けた渡辺仁。

マッカーサー元帥など数多くの著名人が宿泊しており、1927年の開業から残るヨーロッパ調の本館は山下公園前のランドマークになっています。

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本館2階のロビーは天井が高く、窓が大きいのでゆったりとした雰囲気です。

このロビー、西側と東側は設えが異なっており、西側は柱を石で覆った洋風、東側はマホガニーの柱や漆喰の装飾で和風の空間となっています。

館内全体は洋風の作りですが、そこかしこに和のエッセンスが散りばめられていて見ていて飽きませんでした。

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ホテルニューグランドにきたら是非とも味わっていただきたいものが沢山あります。

まずは伝統の発祥料理!

ナポリタン、シーフードドリアそしてプリン・ア・ラ・モードです。

現在では定番の洋食料理となっていますが、これらの発祥はホテルニューグランドだそうです。

今回の滞在はドリアとナポリタンのスペシャルプレートのルームサービス付きプランにしたので、お部屋でゆっくりと山下公園のライトアップした氷川丸を眺めながら食べることができました。

お腹も心もいっぱいです。

そして、夜も更けたころに是非訪れてほしいのは本館1階にあるシーガーディアンⅡ。

こちらはサザンオールスターズのあの曲にも登場する英国調の正統派バーです。

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こちらで味わっていただきたいのはサボイのカクテルブックにも紹介されている世界的カクテル「ヨコハマ」。

横浜の港の夕焼けをイメージしてつくられました。

フルーティーな味わいでとても飲みやすいカクテルです。

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ホテルニューグランドは中華街や赤レンガ、みなとみらいも近く横浜の歴史と魅力が沢山つまった素敵なホテルでした。

バーやカフェ、本館ロビーは宿泊者でなくても利用ができるので横浜に行った際は是非行ってみてください。

蒲郡 蒲郡クラシックホテル

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2日目は開業1934年、三河湾を一望する高台に建つ蒲郡クラシックホテルを訪ねました。

蒲郡クラシックホテルは、渥美半島と知多半島に抱かれた三河湾国定公園の中心に位置しています。

目の前には天然記念物の竹島など、豊かな自然に囲まれたホテルです。

外観は格調高い城郭風建築で白壁が青空によく映えます。

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館内の内装・調度品は知的であたたかみのあるアールデコ様式となっています。

今回宿泊した部屋からはホテルの日本庭園と竹島を眺めることができ、夕暮れまで刻々と変化する姿を間近に見ることが出来ました。

ホテルから竹島は徒歩で行くことができ、ちょうどいいお散歩コースになっています。

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この日の日没は16:45頃でした。

夕飯前でしたが館内のカフェのテラス席でケーキを頂きながら夕日が沈むまで眺めていました。

日も沈んだころお待ちかねのディナータイムです!

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今回はホテル敷地内にある国の有形文化財に登録されている六角堂でお肉とシーフードの鉄板焼きディナー。

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六角堂の内部はライブキッチンに改装されておりシェフが目の前で丁寧に調理してくれます。

山の幸と海の幸を頂きこの日もお腹も心もいっぱいになりました。

蒲郡クラシックホテルは時間がゆっくり流れていました。

海と山に囲まれた静かなホテルだからでしょうか。

沈みゆく夕日はまさに絶景でした!

この景色は多くの文豪、文化人にも愛され、数多くの作品に登場しています。

また春には庭園のつつじ3000本が見ごろを迎えるそうなのでその景色も見てみたいと思いました。

奈良 奈良ホテル

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3日目は開業1909年、関西の迎賓館として長きに渡り愛されてきた奈良ホテルを訪ねました。

奈良公園の高台に佇む本館の屋根は瓦葺きで雅な雰囲気が大和のまち並みによく合います。

設計は東京駅などを手掛けた辰野金吾。

建設にはなんとあの鹿鳴館の2倍のお金がかけられたそうです!

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館内に入ると辰野金吾がこだわったという天井の高いロビーと大階段が目に飛び込みます。

格式の高い折上格天井には釣燈籠を模した和風シャンデリアが吊るされています。

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写真の桜の間にはアインシュタイン博士が1922年に宿泊した際に演奏したピアノが展示されています。

そのほかにも館内には、本館玄関に飾られている上村松園の「花嫁」をはじめ、貴重な美術品や調度品が飾られており、さながら美術館のように楽しめます。

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宿泊した本館の客室の天井も高く開放感があります。

クラシックな落ち着きのある雰囲気ですがお風呂やトイレは改装されておりとても快適でした。

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この日のディナーは創業以来のメインダイニングルーム「三笠」で伝統のフランス料理をいただきました。

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歴代の料理長から受け継がれてきた料理に現料理長の自由な発想を取り入れた料理はどれも美味しくこの日ももちろん、身も心もいっぱいです。

就寝前の一杯に館内のバー「ザ・バー」へ。

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こちらでは世界の銘酒やオリジナルカクテルを楽しむことができます。

バーからはライトアップされた庭園が望め、昼間とは違うホテルの姿を映し出します。

また、カウンター奥の壁のガラスは創業からあるもので奈良らしいモチーフがデザインされています。

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百年を超える歴史をもつ奈良ホテル。

建物も料理も素晴らしいのですが、伝統を誇りにサービスを提供するスタッフの方のホスピタリティーも素晴らしかったです。

次の百年も愛されるように勤める姿はとても格好良く、印象的でした!

日本クラシックホテルの会

今回訪れた3つのホテルはいずれも日本クラシックホテルの会に加盟しています。

日本クラシックホテルの会とは第二次世界大戦以前に建てられ、その建物を維持、文化財や産業遺産などの認定を受けているなどの条件を満たした日光金谷ホテル、富士屋ホテル、万平ホテル、奈良ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、雲仙観光ホテル、川奈ホテルの9つのホテルで構成されています。

今回の出張研修で3つ訪れたので、折角なのでいつか9つ制覇に挑戦したいです!

今回訪れた3つのホテルに共通していたことは長く愛されるために、時代が求めるニーズに変容していった歴史があります。

客室を増やすために新館を増設したり、結婚式を開けるようにチャペルや神殿を作ったり...伝統を残しながらも新しいことに挑戦していてとてもバイタリティーを感じました!

新時代に生き残るためには伝統に胡坐をかかず、挑戦し、人々を楽しませなければいけないのだと今回の出張研修で学びました。

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八清社員が日本各地へ興味が赴くままでかけ、見て、聞いて、普段の業務では得られない知見を広めてきましたのでレポートします。

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