長野市、浅間温泉、そして上高地へ行ってきました。
長野のエリアリノベーション
おおよそ15~20年ほど前から、長野市の善光寺界隈では既存建物のリノベーションが少しずつ増えてきており、また、長野駅から善光寺までの間に集中したエリアリノベーションが盛んになってきているようです。
エリアリノベーションとは、空き店舗や空き家の再生、公共施設・空間の再整備、それらをフィールドとするイベント開催やコミュニティ活動などを通じて、特定エリアの魅力と価値を高め、活性化させていくまちづくり活動のことを指します。
参考
不動産のリノベーションというと多くの場合、不動産単体でのリノベーションになってしまいがちですが、"エリア"つまり"まち"としてマクロの視点からも不動産の活用を考えていきたいと常々考えていたので実際に見に行ってきました。
長野駅前に来たのは2回目で前回はもう20年近く前になるかと思います。
うろ覚えではありますが、その時はなんかとにかく広いまちだなと思った気がします。
今回来て思ったのはむしろ非常にコンパクトなまちだということ。
今回、エリアリノベーションの舞台となっているのは善光寺の門前町周辺(善光寺門前エリア)のため、長野駅から少し離れているものの、長野駅からバスに乗れば数分でアクセスできる範囲です。
善光寺門前エリアとは、おおよそ昭和通りから善光寺までとのことで、実際にリノベーション物件が多いのもたしかにそのあたりのようです。
エリア的にはおおよそ1km四方で端から端まで15分も歩けば着いてしまうようなコンパクトなエリアです。
これは京都で言えばおおよそ東西は烏丸通~鴨川、南北は四条通~御池通くらいのエリアに相当します。
京都もよくコンパクトシティだと言われますが、よりコンパクトで濃密なのが今回の舞台でした。
まず最初に訪れたのは、長野市のリノベーションの雄と言われるマイルームさんの空き家活用第一号というゲストハウス「1166バックパッカーズ」。
長野初日の宿でもあります。
1166バックパッカーズ 外観
もともと店舗兼住居だった古民家をDIYをベースにリノベーションされたそう。
外観はよくある看板建築の古民家ですが、中に入るとDIYによるレトロな雰囲気を強く残しつつ、非常におしゃれな空間としてまとめられていました。
「古き良き未来地図」(後述)によると、40%程度がDIYによってリノベーションされているようです。
建物自体は1階から床の傾きを感じるくらいの歪みが残った状態だったり、2階を歩くと1階に床の軋みが伝わりどこを歩いているのか丸わかりな感じの古さではありましたが、全体的に非常に綺麗に片付いており、空間のデザインや何よりスタッフのほどよい距離感の心配りがそのようなデメリットを気にならなくさせるには十分でした。
1166バックパッカーズ 1階ラウンジスペース
また、宿泊者以外にもラウンジを開放しているのも面白かったです。
1166バックパッカーズ 看板
1166バックパッカーズ まちあるき情報誌
フリードリンクコーナーにはラウンジの楽しみ方が書いてあったり、ゲストハウス内のあちこちにまちの情報やスタッフの小ネタが掲示されており、それもこのゲストハウスの心地よい空気感を作るのに大きく寄与しているのだと思いました。
1166バックパッカーズ フリードリンクコーナー
1166バックパッカーズ スタッフによる小ネタ1
1166バックパッカーズ スタッフによる小ネタ2
1166バックパッカーズ まち歩きマップ
1166バックパッカーズ シーン別まちの楽しみ方情報誌
1166バックパッカーズ
翌日、エリアリノベーションはここから始まったと言われる「KANEMATSU」、眠っていた蔵群を住人有志で商業施設として生まれ変わらせた「ぱてぃお大門 蔵楽庭」、長野のリノベーションの走りとなった「ナノグラフィカ」、古民家と蔵、空き地を一体的に活用した「権堂パブリックスペースOPEN」、「まちづかいの拠点」としてシェアオフィスでありまちのリノベーション(物件)相談所(まちの相談所)にもなっている「R-DEPOT」など古民家、ビル、複合エリアなどまちを散策しながら様々なリノベーション物件を見て回りました。
最初に訪れたのは「KANEMATSU」。
もともと農業用ビニール工場だった築100年になる3つの蔵と、1つの平屋を統合的にリノベーションしたシェアオフィス、カフェ、古書店の複合施設。
看板も当時のままで、もとの建物の雰囲気を色濃く残しており、中に入ると奥には外観からは想像できない大空間が広がっており、レトロでわくわくする空間になっていました。
KANEMATSU外観
KANEMATSU入居リスト
次に向かったのは「ぱてぃお大門 蔵楽庭」。
空き家が増えてきていた一角を何とかしようと民間有志で土蔵や三階建の楼閣をリノベーション活用した全15棟の複合的商業施設。
ちなみに、4棟は新築とのこと。
蔵を活用したおしゃれなお店たちの中心に広めの庭(広場)があり、植栽が多く植えられていて日影が多く、ベンチに座って公園さながらに気持ちよくまったりできます。
こうした取り組みが民間有志の危機感から立ち上がり、そこに商工会議所や長野市も一緒に運営する株式会社を設立して形を作っていくというのは非常に面白いですね。
また、行政が絡んでなお、ただの箱ものではなく、強い魅力を感じられる施設が作れているという部分に長野の柔軟性を感じました。
ぱてぃお大門 蔵楽庭 中庭
ぱてぃお大門 蔵楽庭 看板
ぱてぃお大門 蔵楽庭 おやき屋さん出口
株式会社まちづくり長野
ぱてぃお大門 蔵楽庭
次に向かったのは「ナノグラフィカ」。
築100年の旧鍼灸院跡地を喫茶、編集室、住居に改装した物件とのこと。
長野のリノベーションの流れはここから始まったとも言われているようです。
現在善光寺門前エリアで行われている空家見学会もナノグラフィカが始めたそうです。
参照
長野・門前暮らしのすすめ。
1階は喫茶店で縁側が道に開けて開放的な空間でつい立ち寄ってみたくなる雰囲気があります。
この日は西之門町青年部主催のこどもレストラン(子ども食堂)が開催されており、子どもたちが楽しんでおり、面白い空間が出来上がっていました。
オープンな雰囲気が非常に心地いいです。
ナノグラフィカ 外観
ナノグラフィカの看板
ナノグラフィカ
次に向かったのは、「権堂パブリックスペース OPEN」。
母屋、2棟の蔵、納屋からなる老舗の呉服問屋をリノベーション。
現在は飲食店、美容室、古着屋などが入っているようです。
広々とした中庭があり、イベントなどにも利用されるそう。
飲食店のテラス席としても活用されており、気分に合わせて古民家内の雰囲気のいい席と外の開放的な席が選択できるのはいいですね。
権堂パブリックスペース OPEN
権堂パブリックスペース OPENの中庭 奥が蔵を活用したお店
権堂パブリックスペース OPENの奥の蔵群。お店として営業中。
最後は「R-DEPOT」。
元NTTの電報局を活用した雑貨屋、カフェ、シェアオフィス。
1階が雑貨屋&カフェ&まちの相談所。
2~3階はシェアオフィスコワーキング。
「まちづかいの拠点」として「まちの案内所」機能もあるそう。
残念ながらこの日は定休日で中には入れず。
今回、リノベーション物件をあちこち見て回っていると、いろんな方からとりあえずR-DEPOTに行ってみたら?とお声がけを頂きました。
R-DEPOTに行ったら何とかなる。という雰囲気が面白かったです。
R-DEPOT 外観
R-DEPOT ガラス看板
R-DEPOTの敷地内の離れ?にはドーナツカフェもあり、何があるわけでもないのに子連れ家族がくつろぐ空間となっておりました。
R-DEPOTの敷地内にあるドーナツカフェ。
R-DEPOT
他にもいろいろなリノベーション物件を見て回ったのですが、またもし機会があれば。
善光寺門前では門前に住みたい、何かしたい、歩きたいという方向けに月に一度、空家見学会というものを実施しています。
今回はタイミングが合わず参加できませんでしたが、気軽に参加でき、まちを知るきっかけになる非常に面白い取り組みだと思いました。
またマイルームの倉石さんは、空家の仲介を行うに当たり、ただ仲介するだけではなく、その後のサポート(ハード面だけでなくソフト面も)も行うとのこと。
不動産会社でもあり建築会社でもある同社は、空家探しから仲介、設計、施工、管理まで一気通貫で行えることが大きな強みだが、さらに近隣住民との関係構築までサポートするというのだから信用されるのだと思いました。
倉石さん自身も、「物件の仲介は仲人のようなもので、空家はたくさんあるけれど、借りたい人ならだれに貸してもいいわけではない。
大家さんにとっても、建物にとっても、まちにとっても、相性のよい借主さんをマッチングする。」と本に書かれています。
参考
馬場正尊(2016).エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ 学芸出版社
今回、長野で見てきたリノベーションは、DIY(セルフビルド)を積極的に取り入れている物件が数多くあり、また、既存の建物の魅力を最大限に活用するという意識が強くある気がしました。
それが翻って改装費用の圧縮に繋がっているのかも知れません(実際にはどっちが先かわかりませんが。。。)
既存の建物の文化的文脈や昔ながらの街並みとしての外観をうまく残すことにより、新しいお店であってもすっとまちに溶け込むことができるのかも知れません。
また思ったのは、ほとんどのリノベーション物件が物件単体では存在せず、隣やすぐ近くも同様にリノベーション物件であることが多かった気がするということでした。
やはり面白い物件が複数固まっていると行ってみようという気持ちが強くなります。
どこまで意識してのことかわかりませんが、これは点ではなく面で考えるというエリアリノベーションの本質で、だからこそ対象とするエリアの大きさをコンパクトに設定して魅力的な物件を気軽に歩ける範囲に集めることが重要なのだと思います。
物件とは別ですが、面白いのが先述した「古き良き未来地図」と題した情報誌。
古き良き未来地図 表紙
おもに長野駅から善光寺まで周辺のリノベーション物件を数多く掲載しているのですが、そこにはリノベーション前の利用用途、築年数、改装費用、DIY割合まで記載されています。
また1軒1軒の物件がイラスト化されていてこれも可愛らしい。
前掲したように、他にも様々なまち歩きマップや、シーン別、テーマ別に長野のまちの楽しみ方が書かれたフリーペーパーなども見掛けました。
こうした情報誌などがあることも"まち"の文化を作っているのだと思いました。
古き良き未来地図 掲載内容
長野のまちは古くから国宝・善光寺の門前町として栄えてきた歴史があり、長野駅前から善光寺の表参道となっている長野中央通りに沿ってまちが発展しています。
中央通り沿いはよくある観光地のような様子が見えますが、一本小道を入ると昔ながらの住宅地が広がっており、空家と個性的なリノベーション物件、その物件を活用した個性的なお店やオフィスが徒歩圏内に点在している、まち歩きが非常に楽しいまちでした。うろうろ裏路地を散策しながら善光寺参りをする、そんな楽しみ方ができました。
また、長野で非常に魅力的なのは、街頭のあちこちにベンチが設置されており、好きに座って休めることです。個人的にベンチがあるまちはやはり歩きたくなる魅力的なまちです。
街頭には花ポット、花アートもあちこちに設置されており、非常にまちの魅力を後押ししていると思いました。
松本の温泉街のエリアリノベーション
松本駅からバスで30分くらいの場所に「浅間温泉」という松本の奥座敷と言われる温泉街があります。
昔は松本駅前から浅間温泉街まで路面電車が走っていたそうです。
ここにもエリアリノベーションの事例があると聞いて行ってみました。
その名は「松本十帖」。
民間企業が構想し手掛けるエリアリノベーションです。
リノベーションした2棟のホテル(HOTEL 小柳、HOTEL 松本本箱)を拠点として、周囲の数軒の古民家などをリノベーションしてホテルに付随する施設として活用しています。
その理由はまちを回遊して欲しいからとのこと。
「松本十帖」とは特定の施設の名称ではなく、そうしたまちに点在した施設たちの総称なんだとか。
手掛けるのは「株式会社自遊人」。
関西では滋賀県の大津市で「講 大津百町」という古民家群を活用したエリアリノベーションもされています。
松本十帖では、チェックインをホテルではなく温泉街の入口にあるカフェ「cafeおやきとコーヒー」で行います。
必然的にチェックインしてからホテルまで温泉街を歩くことになります(車での送迎もあるそう)。
温泉街を回遊してもらうことによってまちを楽しんでもらい、まちに活気を呼び込むことを期待しているのだとか。
cafeおやきとコーヒーの内装は土壁がむき出しになっていて古民家らしく落ち着く空間でした。
カフェではその名の通り、チェックイン時のウェルカムフードとしておやきが出てくるそうです。
今回は宿泊してないので宿泊者気分で普通に購入しましたが、いままで食べたおやきの中でもトップレベルで美味しかったです。
路面電車の終点があった浅間温泉の入口から中央通り。右側の黒い建物がcafeおやきとコーヒー
cafeおやきとコーヒー 外観
cafeおやきとコーヒー 内観
cafeおやきとコーヒーのおやきとコーヒー
宿泊者はチェックインしたらまちを散策しながらホテルへ。
湯坂通り。ホテルへ続く道。
また、ホテルから少し坂を上って温泉街の奥へ進むと松本十帖の手掛けるもう1つのカフェ「哲学と甘いもの」が見えてきます。
複数のコンセプトのお店が点在するからこそ、まちを回遊するきっかけとなります。
哲学と甘いもの 外観
店内にはたくさんの本が並び、本棚で囲われ自分の世界に閉じこもれるスペースもありました。
BGMもなく余計な情報は遮断でき、しっかりと自分との対話の時間を楽しむことができます。
哲学と甘いもの 内観
(左)哲学と甘いもの 閉じこもりブース、(右)注意書き
思考には糖分が必要ということで、哲学と甘いものの甘いもの。
スコーンが非常に美味しかったです。
哲学と甘いもの、本当によくわかってますね。
哲学と甘いもの の甘いもの
特に関心したのは、それぞれの施設の立地とコンセプトのマッチング。
チェックインを行う「cafeおやきとコーヒー」ではスタッフは非常にコミュニケイティブでフレンドリー。
まちの奥にある「哲学と甘いもの」ではスタッフは必要以上に話をせず、BGMもありませんでした。
まちの入口から奥に掛けて、少しずつ自分の世界と外の世界の距離感が変わっていくのです。
HOTEL 松本本箱の中には「ブックストア松本本箱」という本屋さんもあります。
元銭湯だった部分をリノベーションして本屋さんにしたそうです。
松本本棚 の本棚
大浴場の吹き抜け一面の本棚は圧巻です。元浴槽内にもクッションが配置されていて、ゴロゴロしながら読書しているとおかしな感覚に包まれます。
こちらがユニークなのは、本屋さんでありながら入場制限があることです。
入館できるのはホテル宿泊者か予約(無料、1時間限定)した人だけ。
最近流行りのおふろカフェのような引きこもりブースもあり、通常の本屋さんとはだいぶ異なります。
入場を制限しているおかげもあり、静かな時間が流れ、時間を忘れて長居をしてしまいます。
本棚の中に引きこもりブース
元洗面所も本棚に
宿泊はしませんでしたが、「cafeおやきとコーヒー」でおやきとコーヒーを楽しみ、「松本本箱」で読書を楽しみ、「哲学と甘いもの」でスイーツを食べながら思索に耽る。
疲れたらゆっくりとまち歩きを楽しんで足湯でまったり。
非常に楽しい温泉街巡りとなりました。
次行くときは数日泊まってゆっくり楽しみたい、そう思えるまちでした。
松本十帖
上高地でワーケーション
昔、穂高見命という神様が降り立ち、神降地とも呼ばれる上高地。
日本アルプス、特に北アルプスの中部山岳国立公園内に位置する標高3,000m級の山々に囲まれる山岳リゾート地です。
完全に山の中なわけですが、松本駅から電車とバスを乗り継いで2時間程度で行けるアクセスのよさは驚きました。
調べてみると京都からの直行便もあるようです。
正直なところ、特にワーケーションに興味はなかったのですが、せっかく長野に行くんだし、前から上高地は行ってみたかったし、この機会にということで行ってきました。
結果としては・・・問答無用で非常によかったです。
上高地は自然あふれる場所だと言わずもがなですが、エリア内に数件あるお店はほぼ17時で閉まるため、17時以降はホテルの食事以外は飲食する場所もありません。
もちろん、バーなどもないので飲み歩くこともできません。
また、知らなかったのですが、上高地という場所は19時~翌朝5時までの間、上高地への入口となる道路が通行止めとなり、完全に外界から遮断されます。(緊急時は除く)
そんな場所なので、強制的にやれることの選択肢が絞られます。
日中は上高地内を散策したり、自然をぼーっと眺めていると時間が経つのですが、夜になるとまずやることがなくなります。
そのため、夜は思索に耽るか、読書するか、作業に没頭するか。実際にはインターネットは普通に繋がるのでネットサーフィンや動画を見るなど普段の生活と変わらないような時間の過ごし方もできるのですが、上高地という雰囲気がそれをさせません。
宿泊したホテルは部屋に入った瞬間、窓から上高地の大自然が視界に飛び込んできました。
梓川が目の前です。
窓を開けると心地よい澄んだ空気が部屋に流れ込み、ホテルの前を流れる梓川のせせらぎが聴こえてくる。
自然の音色以外雑音がほぼなく、余計な灯もない。
ふと窓の外に目をやると暗闇の中に穂高岳と梓川、ヤナギなどの上高地を彩る樹木がうっすらと浮かび上がる。
こんな環境でネットの世界に引き籠るなんてできるでしょうか。
もちろん、早朝のより凛とした空気感も心地いい。
上高地に宿泊した人だけができる貴重な体験でした。
かっぱ橋から少し歩くと岳沢湿原もあり、清流の木道を歩くのが非常に気持ちよかったです。
五千尺ホテルの部屋から1
五千尺ホテルの部屋の窓から2
早朝の梓川とかっぱ橋と穂高岳と
かっぱ橋からすぐの岳沢湿原
何より上高地のいいところは、あちこちにベンチとテーブルが設置してあるところ。
例えばワーケーションであれば、自然の中を散策してベンチを見つけて少し仕事。飽きたらまた自然の中を散策。
みたいなループで質の高いワーケーションを過ごすことができます。
梓川沿い テーブル&ベンチ
雨が降っても、ホテルの中にはロビーやラウンジの他に読書室や談話室といったスペースもあり、ここで静かに作業することも可能でした。
上高地帝国ホテル 読書室
本来であれば上高地まで来て仕事なんてしたくないというのが本音だけど、出張研修という仕事で来たので仕方なし。
そう思っていたのですが、予想を裏切って気持ちよく仕事ができた素晴らしい体験でした。
事務的な仕事もさることながら、いつも以上に深く思索する機会として上高地ワーケーションはあり!と強く感じた次第です。
余談ですが、上高地のホテルはほとんどがシーズン(4月~11月)しか営業せず、期せずしてこの日は上高地帝国ホテルの今期初営業日ということでした。
上高地帝国ホテル 外観
上高地帝国ホテルのシンボル、マントルピースへの今期初火入れを宿泊客で囲んで見守るのは不思議な一体感をもたらす気持ちのいい時間と空間でした。
上高地帝国ホテル ロビーの中央に鎮座するマントルピース。
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八清社員が日本各地へ興味が赴くままでかけ、見て、聞いて、普段の業務では得られない知見を広めてきましたのでレポートします。
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