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こんにちは。IT推進室の安藤です。

ドローンに関する民間資格である、「JUIDA 無人航空機操縦技能」取得までをレポートいたします。

JUIDA ドローン資格 無人航空機操縦技能 について

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が主催する民間資格のことで、ドローンに代表される無人航空機を安全に飛行させるための知識と技能を有している、と認定するものです。

現在は、国家資格が制定されており、JUIDA資格は国家資格受験時に一部の教習が免除されることから、国家資格へのステップアップとして取得を目指しました。

資格取得にあたり、JUIDAが認定したスクールを修了する必要があります。

広い敷地が必要なことから、ほとんどのドローンスクールは山中や河川敷など交通の便が悪いところにあることが多い中、最寄駅から徒歩5分、大阪市住之江区で受講できる「ドローンスクール&コミュニティ 空ごこち」へ通うことにしました。

カリキュラム

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申し込み、入金が完了すると、座学用のテキストが送られてきます。

座学は、オンラインで受講します。
各種法規制やドローンに関する技術的なことについてなど、合計で約5時間30分ある動画を視聴します。

すべての動画視聴後、オンライン上で学科試験を受けます。

最初の実技教習受講日までに、学科試験に合格しておく必要があります。

実技教習は1コマ2時間で、合計6コマ・12時間受講します。

自動車学校のように、自分の都合のよい日時を選んで受けることができます。

ただし、最近は国家資格コースのほうが圧倒的に人気のようで、民間資格コースは土曜日の午前中と昼からのコマのみ、という時間割でした。

オンライン動画による座学

座学はすべてオンラインによる受講のため、自宅等で受講します。

動画再生は再生速度を変更する機能はなく、時間スキップも許されず、最後までしっかりと動画を視聴したかどうかが判定できる仕組みがあるため、誤魔化すことはできません。

内容としては、ドローンに関連する法規制、ドローンに関連する技術(飛行原理、バッテリー特性、GPS他センサーのこと、電波と無線など)、気象に関する知識、各種申請方法についてなどを学びます。

学べば学ぶほど、ドローンは航空機の一種なのだとの認識が深まり、座学での知識の重要性や安全意識の重要性が理解できます。

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座学を一通り終えて、実技講習までの期間は、特典として送られてきたマイクロドローンで練習をしていました。

手のひらサイズのおもちゃのようなドローンですが、実技講習に向けて得るものはあったように思います。

実技講習

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訓練場は大阪メトロ住之江公園駅から歩いて10分、南港ポートタウン線「平林駅」からだと歩いて5分のところに位置します。

H.B.P HOTELという宿泊施設の中にあります。

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元々、ホテルにある屋内プールであった施設を改装しています。

屋内にあるため、天候に左右されることなく講習を受けることができます。

飛び込み台や吐水口、タイルの模様などプールの面影が随所に残っています。

最初に、飛行前に行うコントローラーや機体の点検、電源の入れ方から離陸の仕方、着陸の仕方など基本の基本を教わります。

講習会場では実感が湧きにくいですが、実際に飛行する際は、ドローン飛行とは関係のない一般の人々が活動するエリアで飛ばすことがあり、飛行前の点検は落下等による事故を防ぐためにも重要なものとなります。

一通りの基本操作を教わったあとは、5コマ目に実施する試験に向けての操縦訓練へと移ります。

離陸・着陸、上昇・下降(スロットル操作)、ホバリング、前進・後進(エレベーター操作)、左右移動(エルロン操作)、回転(ラダー操作)といった基本操作を、GPS等のセンサーに頼ることなく、自力で、安定して操作できるようになることを目指した訓練です。

実技試験

実技試験イメージ

実技試験は以下の流れで実施されます

  1. 飛行前の点検、安全確認
  2. ランディングパッド(写真中の青色の円)から離陸後、目線の高さまで高度をあげる
  3. ランディングバット上で10秒間のホバリングを、正面・右・左・逆向きの順にそれぞれ実施
  4. 反時計回り(黄→赤→青→緑の順)にカラーコーンへ移動し、各コーンの上で10秒間のホバリング
  5. ランディングパット上まで移動しホバリング
  6. 中央にあるオレンジ色のコーンへ移動し高度を5mまであげ、10秒間のホバリング
  7. 目線の高さまで高度を下げ、ランディングパットに着陸

これらの操作を、各種センサーを無効にし、ドローンからの映像は見ず、常にドローンを目視確認した状態で行います。

5コマ目に行われる試験に向けて、訓練は少しずつステップアップしていきます。

目視での距離感をつかむ訓練、機体の向きを変えてもスムーズに目的地へ移動するための訓練、機体がどの方向を向いていても同じ位置にホバリングするための訓練といった順でした。

ドローン機体から見た正面が操作の基準になるため、前後左右へ移動するだけなのに、自分の向きと機体の向きによる方向の判断が必要で、集中力を要します。

1コマ2時間、途中10分ほどの休憩を挟むのですが、頭は常にフル回転状態です。

1コマ目・2コマ目を同日に受講したのですが、その日は疲労困憊で帰宅するのもやっとでした。

3コマ目まで1週間ほど開いたため、自宅でマイクロドローンを使い訓練を行いました。

自宅での訓練の甲斐もあり、3コマ目以降は疲労感も減り、順調に上達していきました。

5コマ目の試験では緊張してしまい、練習通りにいかなかったところもありますが、大きな問題はなく合格できました。

カメラワークの練習

5コマ目の後半は空撮時のカメラワークの練習を行いました。

ドローンの機種・性能によりますが、高度な空撮を行うには、ドローンに取り付けられたカメラの操作も必要になります。

今までは機体の移動操作だけで手一杯だったところに、どのような映像が撮れているかを意識しながらの機体操作に加え、カメラの向きやズームなどのカメラ操作も加わります。

コントローラーを握る手指、そこに指示を送る脳も限界です。

さらに厄介なことに、航空法上では「目視により常時監視」が求められるため、常にドローン機体から目を話すことが許されず、どのような映像が撮れているのかも確認ができないため、感覚を身につけるしかありません。

一応、2秒以内であれば手元のモニタを見てもいいそうですが、訓練場は屋内ということもあり2秒も機体から目を離すと天井や壁にぶつかってしまいます。

仮に屋外だったとしても、想像以上に遠くへ機体が移動していて見失いそうです。

6コマ目の目視外・夜間飛行訓練の様子と合わせてイメージ動画を作ってみました。

開始33秒あたりにカメラワークの練習で撮った映像があります。

講習を終えて

現在八清では、空撮に使えるドローンを購入し、飛行に必要な許可を申請し、無事に承認されました。

いつか、撮影した写真・動画が八清のwebページ上のどこかで使われるように、日々精進したいと思います。

また、当初の目論見通り、つぎは国家資格の取得を目指したいです。

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八清社員が日本各地へ興味が赴くままでかけ、見て、聞いて、普段の業務では得られない知見を広めてきましたのでレポートします。

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