前々回では東京を訪れ、前回は北関東で小京都探訪をしてきました。
次はどういうテーマにしようか・・・と悩み、たまたま目に入った「ワ―ケーション」というワードから、今回はワ―ケーション(体験)を行ってきました。
「ワ―ケーション」という言葉をご存じでしょうか?
テーマに採用したのは良いものの、今まで自分にはあまり関わりがないと思っていたので、ワ―ケーションという単語自体は知っているけれど、実際にはどういうものなのかよく分かっていないということに気づきました。
そこで、まずは言葉の意味から調べてみることにしました。
ワ―ケーション(Workcation)とは、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、リゾート地や温泉地・観光地など、普段の職場とは異なる場所で休暇を楽しみながら仕事を行うこと、だそうです。
この考え方は、インターネットやノートパソコンが急速に普及した2000年代のアメリカで提唱され、有給休暇の取得率向上を図るなどの目的で始まった、とされています。
日本では2017年ごろにワ―ケーションが導入され始めたそうです。
その後、2018年に成立した「働き方改革関連法案」によって年次有給休暇の年5日取得が義務化されるなど、働き方の見直しが行われたことや、新型コロナウイルス感染症の流行などの影響で、全国的にテレワークが浸透したことなどにより、ワ―ケーションが注目されるようになりました。
また、ワ―ケーションは目的などによって、「休暇型」「業務型」の2つに分類されています。
「休暇型」は有給休暇を活用して、リゾートや観光地などに長期滞在してテレワークを行う働き方で、福利厚生の一環で導入されるケースが多いようです。
一方、「業務型」はより仕事の割合が多い働き方で、さらに3つに分かれており
①地域関係者との交流を通じて地域課題の解決策をともに考える「地域課題解決型」
②普段の職場とは異なる場所で職場のメンバーと課題やプロジェクトに関する議論を交わす「合宿型」
③地方のサテライトオフィスやシェアオフィスで勤務する「サテライトオフィス型」があります。
ここまで調べて、私がぼんやりと思い描いていたワ―ケーションは、休暇型に分類されるものだったということが分かりました。
そして、業務型はそういう働き方もワ―ケーションに該当するのか、という驚きもあり、ワ―ケーションって思ったよりも奥が深いなぁ、と思いました。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回はワ―ケーションの観光地として、以前から行ってみたい!と思っていた北海道白老町に行ってきました。
白老町(しらおいちょう)は北海道の中南部に位置し、太平洋に面していて、東は苫小牧市、西は登別市に隣接しています。
移動の際に利用したタクシーの運転手さんによると、夏は比較的涼しく、冬でも雪は降るけれどあまり積もらないため、一年を通して過ごしやすいまちだそうです。
また、古くから先住民であるアイヌ民族が暮らし、生活文化を育んできたまちでもあります。
北海道に行くとよく目にする「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、白老町にあります。昨今は、実写映画化もされた「ゴールデンカムイ」の影響でアイヌ文化に興味がある人も多いのではないでしょうか。
ウポポイ内にある、国立アイヌ民族博物館に行ってみたかったのですが、日程の都合で断念しました。
そして、今回はウポポイにも隣接しているポロト湖畔にある、「界 ポロト」に宿泊しました!
界 ポロトは、アイヌ文様をイメージしたデザインの客室や、アイヌ文化をもとにしたアクティビティがあるなど、随所にアイヌ文化を感じられるつくりになっています。
アイヌ文化を感じられるというところに魅力をおぼえ、一度は宿泊してみたいと思っていたこともあり、今回の滞在地として決めました。
エントランスの正面、ラウンジの中央にはアペオイ(囲炉裏)があります。
アペオイとはアイヌ語で「炉」を意味する言葉で、アイヌ民族の住宅の中心に存在していたことから、ラウンジの中央に設けられているそうです。
ラウンジから1段下ったところに掘りこまれており、階段をおりると暖かな空間が広がっていました。
アペオイを囲むソファに腰かけて外を見ると、ポロト湖から引き込まれた水辺に野鳥が遊びに来ていました。
客室にも、炉をイメージしたテーブルが設けられており、事前にリサーチしていた通り随所にアイヌ文様をイメージしたデザインが施されており素敵な空間になっていました。
また、窓の外に広がるポロト湖の景色はとてもすばらしかったです!
そして、壁沿いのテーブルでしっかりと仕事をし、定時後には温泉に入ってゆっくりするなど、短い期間ではありますが、ワ―ケーションを体験できました。
実際のところ、書類仕事が多いもので、普段どおりの業務を行うことはできなかったのですが・・・。
いつもの職場も、和気あいあいとしていて、すぐにコミュニケーションが取れるのは利点だと思います。
しかし、人によるとは思いますが、集中して仕事をしたい時には、逆にノイズになって集中しきれないこともあります。
今回、いつもと違う空間で仕事をすることで、集中して業務を行うことができ、思ったよりも仕事に励むことができました。
最近では、フルリモート勤務を可能にしていた会社が、原則週1回の出社日を設ける、という記事を見かけました。
賛否両輪あるようですが、いろんな意見を見ているとリモートワークも原則出社もどちらにも良し悪しがあるんだなぁと改めて思いました。
特にリモートワークは自宅などで仕事を行うため、よりプライベートとの境目がむずかしく感じられる部分もあると思います。
弊社でもなかなか制度化がむずかしいかもしれませんが、ワ―ケーション制度を導入してみませんか?なんて思ったり思わなかったり。
ちなみに今回調べてみて初めて知ったのですが、テレワークとリモートワークはほとんど同じ意味だそうです。
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