はじめまして

暮らし企画部の井上です。

日本酒で有名な伏見の街で生まれ育ちました。

八清でお世話になる以前は、東京の求人広告会社で制作の仕事を5年間。

不動産や建築とはまったく畑ちがいの仕事を経験し、入社したのが半年前です。

大学卒業後、愛してやまない京都を去り経験した5年間の東京暮らし。

今回は、私が離れてから気がついたこの街の魅力と個性について、いくつかの視点からお話したいと思います。

自転車ひとつでどこまでも。通勤だって楽しくなる京の街並み

東京と比べて、京都は街の規模がちょうどいいなと思います。

人口の推移(京都市).png

約147 万人の人々(2018年5月1日現在の推計人口より)が住まうこの街には、遊ぶところも暮らしに必要なお店も大体そろっていて、不便だなあと思うことはありません。

それなのに街が大きすぎず、平たんでまっすぐな道が交差しているので、自転車で移動するのがとても便利です。

路地と自転車.jpg

最近は街なかや観光地にも駐輪場が整備されたり、レンタサイクルのお店も増えてきたりしているので自転車に乗って観光を楽しむ人も増えてきました。

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自転車で街なかを移動するのは大変そうなイメージがありますが、金閣寺や二条城、海外の方にも大人気な伏見稲荷大社など、主要な観光スポットが10キロ四方に収まっているので、移動距離もそこまで多くならないんです。

あえて表通りではなく路地を通り、小さな雑貨屋さんや雰囲気のいいカフェをさがしたり、鴨川沿いを川のせせらぎに耳をかたむけながら走ったり。

探検気分が味わえるのも自転車のいいところ。

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東京では満員電車にゆられていた私も、京都に帰ってきてからは自転車通勤に。

東寺や東本願寺のすぐそばを通り、京町家の立ち並ぶ路地を走る通勤路を毎日楽しんでいます。

温故知新?歴史と伝統を大切にする京都人の意外な一面

みなさんは京都といえば、何を思い浮かべるでしょうか?

歴史的遺産、伝統、数百年の歴史を感じる大人の街。

そんなイメージをもたれる方も多いと思います。

京都の街の規模につづいてお話するのは、そんなイメージとは少しちがった京都についてです。

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最近、京都の街には東京に負けず劣らず個性的で魅力あふれるお店が続々と増えています。

たとえば、銭湯を改装したカフェ「さらさ西陣」や泊まれる雑誌をテーマにした宿泊施設「マガザンキョウト」など。

その多くが有名チェーンではなく、個人で開業・経営されている"小商い"なんです。

こうした個性的な小商いが増えているのは、京都人の"新しいもの好き"な一面が関係しているように思います。

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実は京都には、明治28年に日本ではじめての電車営業が開始されたり、明治30年に日本ではじめて映写機による映画上映が行われたり(諸説あり)、新しいものを次々と受けいれてきた歴史があるんです。

伝統を守りつつも、今の時代に合うよう新しいことも取り入れてマイナーチェンジする。

そんな京都人の資質が、日本中から「何か新しいことをはじめたい」という人たちを呼びよせ、京都を唯一無二の個性と魅力であふれる街にしているのかもしれません。

5年後、10年後の京都がどんな街になっているのか。

今からとても楽しみです。

京都は都会と田舎のハイブリッドな街

東京や大阪といった大都会に比べると京都は、街と自然の距離が近いように思います。

中心には京都御所、東側を流れる鴨川。街から少し歩けばいっぱいの自然と出会える。

こんな街って少ない気がします。

団栗橋から四条大橋.jpg

 

街と自然の距離の近さが感覚的に分かるオススメスポットが四条大橋です。

橋から南側を眺めると京都タワーをはじめとする多くの建物や人が歩く都会的な風景が見られ、北側には大文字山や比叡山という自然豊かな風景が広がる。

都会と自然の風景が上手くまざりあっている京都の街並みの特徴がよく分かります。

現代的な都会の空気も、なつかしい田舎町のような自然の空気もどちらも味わえる京都。

私がこの街を好きな理由のひとつです。

 

コンパクトシティ京都

街の規模だけでなく、新しいものと古いものがうまく共存し自然との距離も近い。

"コンパクトシティ"京都。

モノや人であふれる東京と比べて、有りすぎず無さすぎない"ちょうどよさ"が、たくさんの人を惹きつけているのかもしれません。

これからも京都で暮らし働きながら、この街の魅力を伝えていけたらなと思います。

ではまた。