先日コワーキング∞ラボ京創舎で行われた、薬膳酒ワークショップをレポートします。
新型のウイルスが世間をにぎわせている昨今、あらためて健康の大切さを実感し、体調管理に気を配るようになった方も多いのではないでしょうか。
講師に京創舎の元スタッフであるacoさんを迎え、薬膳酒ワークショップを開催しました。
東洋医学のお話や生薬について学び、それぞれの体調に合わせた薬膳酒作りを行いました。
薬膳酒で乾杯からスタート
まずは、広島県福山市鞆の浦にある入江豊三郎本店さんの保命酒で乾杯!
実はこの日のために、acoさんが鞆の浦まで行って視察し、入手してきてくれたもの!!
「薬膳酒ってこんな味がするんだ」と一同感動しながらおいしくいただきました。
実はお正月にいただく「おとそ」も薬膳酒というのはご存じでしたか?
清酒である御神酒とは違い、生薬を浸した薬酒で、家族の健康を願い飲まれているのだそうです。
意外なところで薬膳酒に親しんでいたんですね!
はじめは東洋医学の考え方などを学ぶお勉強タイム。
お酒を飲んだ時の不調(いわゆる二日酔い)の原因として「熱」と「湿」があり、熱が溜まると頭痛や顔のほてり、動悸などが起こり体の上部に不調をきたすことが多くなります。
湿がたまると、むくみや吐き気、下痢など余分な水分がたまることから起こる不調があらわれます。
どちらかだけが出るというわけではなく、両方の不調があらわれる方も多いそうです。
また、人間が生きていく上で必要な基本物質である「気・血・水」が体内をめぐっており、めぐりが滞ったり、不足すると体に不調があらわれます。
学んだ東洋医学の考えは「なるほど!」ということばかりで大変勉強になりました。
では学んだことを念頭に各自問診票を記入して、自分の体質を確認してみましょう。
薬膳酒をつくろう!
「朝が苦手」、「手足が冷える」などそれぞれ該当する項目にチェックを入れます。
チェックした項目で「気・血・水」のどれが滞っているのか不足しているのか確認できます。
バランスチャートにして見てみるとバランスよく悪いところがあったり、極端に悪いところがあったりとそれぞれ感じている不調がありました。
次は生薬についてのお勉強。
この日用意していただいたのはなんと約30種類!
一同に並ぶとすごいですね。
それぞれの薬効について教えていただき、自分にはどれが必要か問診票をみながら薬膳酒のための生薬選び。
どこにアプローチしたいかを決めて選ぶといいそうです。
<京創舎スタッフ三上さんのテーマは「胃腸にいい」。枸杞(クコ)、ルイボス、バラ、陳皮、大棗(タイソウ)、龍眼など>
<八清・髙橋のテーマは「物忘れ軽減」(笑)。びわの葉、桑の葉、龍眼、大棗(タイソウ)など>
それぞれ見た目も違って面白いですね。
生薬を選んだら、飲みやすくするために氷砂糖で甘みを加え、25%以上の度数があるアルコールを注ぎます。
今回はホワイトリカーでつけました。
漬けて10日くらいたったら飲み始めてOKで、1か月たったらこして生薬をとりだしましょう。
薬膳酒は保存がききやすく薬効成分が出やすいのでおすすめですが、効能が強いので飲みすぎには注意が必要です。
飲めるようになる日が楽しみですね!
最後にacoさんが漬けておいてくれた薬膳酒と薬膳ケーキをいただき、体がポカポカしてとても健康になった気分になりました。
最後に
身近な様々な食材が生薬として使われていたり、「こんなことに効くんだ!」という発見がたくさんありました。
また、京創舎には様々なブレーンがいらっしゃいますね!
今後もいろんな方に健康や暮らし、仕事に役立つこと教えていただいたり、毎日の疲れを癒していただいたりするイベントを企画してまいります!
ありがとうございました!!
薬膳に興味のある方はこちらへ
講師をしていただいたacoさんの薬膳ワークショップに参加されたい方は「HAHAHAUS(はははうす)」インスタグラムをご確認ください。
日常生活に自然由来の薬膳を上手に取り入れて健康な毎日を送りましょう!
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