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八清パークのFacebookで連載しておりました【八清の気になるお店】シリーズ。

八清とご縁のある素敵なお店やスポットをご紹介しています。

※お店の名前は現在「CLASSLOBE」ですが、取材当時の「らくえん cafe & dining」で掲載しています

八清パーク Facebook

今回取材させていただいた「らくえんcafe & dining」は、健康茶やサプリメント、健康雑貨など、京都の素材にこだわる健康食品の通販ショップ「京都やまちや」創業10周年を記念して誕生したカフェです。

築90年の京町家をリノベーションしたカフェは「楽しくご縁を結ぶ場所」という意味が込められており、京都のFM局「α-station(アルファステーション)」の人気番組「CHUMMY TRAIN」とコラボレーションして完成したそうです。

八清パーク取材班と八清の木下が誕生秘話やいろいろサービスなど、何度もランチに来ているけど知らなかった!というお話をうかがいました。

健康食品の通販ショップがなぜカフェをオープン?!

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仕事は通信販売が事業主体。

ワンクリックで物が売れて、発送して、商品が届くのが普段の業務なんだそうです。

通販で物が売れて、お客さんのところに届くというのもいいけど、カフェを運営する事でリアルにお客さんとの接点を作ったり、通販のアンテナショップを持って人と人がちゃんと触れ合って成り立つようなコミュニケーションの場を設けたいと思って誕生したそうです。

会社として「人の健康から笑顔に繋がっていく」ことを目指しているそうですよ。

また「なんか雰囲気のいいカフェだね~」って思ってもらって、「京都やまちや」という会社を知ってもらい、「こういう会社がこのカフェを運営してるんだ」って知ってもらえたらいいなという思いを込めて、「らくえんcafe & dining」という素敵なカフェが誕生したそうです。

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「京都やまちや」のサイト
なたまめ茶をはじめとする健康食品を販売されています。

こちら

町家はあたたかみを感じる

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京町家を多く取り扱ってきた八清として、高木社長に気になる質問を投げかけてみました。

町家でカフェを運営しようというのは最初から決まっていたのでしょうか?

「私たちは京都の通信販売の会社なので、せっかくお店を作るのであれば、通常のテナントビルよりも、町家を改装して京都にフィットするような形でカフェをやりたいと思っていました」

高木社長は東京や海外にも住んでいた経験があるんだそう。

そんな高木社長は「東京や上海、バンコクなどの大都市は、スクラップ・アンド・ビルドの世界。

古い建物がなくなり新しいビルが建っていく」と感じていたそうです。

「京都は行政、働いてる人、住んでる人が、町家を残したいと意識を高く持っている都市っていうのは京都しかないなと思って、京都の特徴だと思うんです。

町家は前に住んでいた方々の息遣いや歴史を感じられ、普通のテナントビルでは感じられないあたたかさを感じられるんです。

『京都やまちや』は、お客様と家族のように触れ合いたい、そういうあたたかみを大事にしている通販会社です。

そういう意味も込めて町家の店舗にしました」

会社が大事にしている"あたたかさ"と、町家の"あたたかさ"がつながったんですね。

人気DJやラジオ局と共に作ったカフェ

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京町家をリノベーションした「らくえんcafé & dining」は全40席。

テーブル席はもちろん、お座敷席やベンチシート席もあります。

八清社員も会社から近いので何回もご飯を食べに来ているのですが、くつろげる空間がいっぱいあっていつもゆっくりしちゃうんですよ。

くつろげてあたたかみのある空間って、内装的なこだわりがあるものですが、どういうところにこだわって作られているのかを高木社長にうかがってみました。

「こだわりはいくつもあるのですが、手作り感を大事にしました。

京都のFMラジオ局『α-station(アルファステーション)』さんと今でもコラボさせていただいているのですが、京都ですごく有名なラジオDJの谷口キヨコさんとα-stationさんと我々やまちやがコラボして、リスナーさんや弊社のお客様も参加して一緒にカフェを作っていく参加型プロジェクトを実施しました。

コンセプトは手作り感のあるカフェを作っていこうという思いで作りました。

流木を使ったり、ペンキを塗ったり、クロスを貼ったり、お庭もそうですけども、このカフェ全部、やまちやの社員はもちろんリスナーさんやお客様が来られて作りました。

家具などもほとんど私とDJの谷口さんで選びに行ったりしたんですよ」

みんなと一緒にカフェを作り上げていく、心の通った"あたたかくて"ユニークな取り組みですね。

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他にはどんなこだわりがあるのでしょうか?

「他のこだわりとしては、1階のお手洗いの横に"歯磨き"ができるスペースを敢えて作りました。

弊社やまちやの主力商品に『なたまめ柿渋歯磨き粉‎』という商品がありまして、『なたまめ』という豆と、柿渋を使った自然派の歯磨き粉をどなたでもご利用いただけるように置いているんですよ」

様々な引き出しが企画のアイディアに

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「らくえんcafé & dining」の奥には素敵な中庭があるのですが、ここは真っ新な状態から全部、お庭専門の庭師に来ていただいて、アドバイス受けながら作ったそうです。

お庭の壁には鳥かごも作ったんだそうですが、今のところ一度も鳥は来たことないそうです・・・(涙)。

高木社長は流木を拾ってくるのが好きな「流木マニア」だそうで、お庭はもちろん店内にある流木もやはり拾ってきて手作りしたもの。

旅した先々で流木を集めてはお店のオブジェにしているんだそう。

高木社長は元々出版社で勤められた経験から、フリーライターとして出版されています。

また、タイのチェンマイに1年半住んだこともあるそうです。

そうした様々な経験が、新しい企画のアイディアを生む引き出しになっているのでしょうね。

くつろぎスペースは、ママ会にも大人気。

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<左が店長の加納さん、右が社長の高木さん>

高木社長にお店のこだわりを伺ったところ、「お母さんたちがくつろげる場所」として2Fに小上がりのスペースを作ったそうです。

「この辺りおしゃれなカフェいっぱいあって、カフェの激戦区なんですが、若いお母さんたちが小上がりでくつろげるカフェがあんまり無かったので、ぜひ作りたいと思いました」

なるほど〜ママさんに優しいカフェなんですね。

「弊社は女性が7割の会社なんですけれど、これは手前味噌ですが、産休・育休を取得しても復帰率100%なんです。

起業して10年、まだ社員数も20人ぐらいなので、5人・6人ぐらいが復帰してくれたんですけれども、会社としても若いお母さんたちを応援したいっていう意図もありまして、2Fには小上がりのスペースを作って、若いお母さんたちがママ会をしたり、くつろげるスペースをつくりたいなと思って作りました」

実際、お子様連れのお母さんに憩いの場として人気だそうで、お母さんやお子様の和やかな雰囲気に店員さんも癒されているとか。

お子様連れのお母さんが気軽にランチやお茶できる場所って限られるのでとっても素敵ですね。

店舗運営のポイントは「あたたかみ」。

高木社長にお店運営にあたって気を付けているポイントをうかがってみたところ、「そりゃもう店長の人柄ですよ!」と即答されました。

「店長でお店は決まるとよく言われますよね。

彼には店長募集をかけて入社してもらったんですが、僕とすごい価値観が似ているんですよ。

それにすごくよく笑うポジティブなキャラなので、この人にお店を任せたいなと思いました。

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おかげで店の雰囲気もあたたかく保たれています」

どんなポイントに気を配っているのでしょうか?

「オープン当初からお客様が来店された時に、いらっしゃいませとは言わないで『こんにちは』『こんばんは』と言っているんです。

そしたらお客様も『こんにちは』で返してくれますし、そんな雰囲気を大事にしています」

なるほど〜!たしかに「こんにちは」って言いやすいですね。

「うちはきっちりしたカフェではないので、メニューになくてもできる範囲にはなりますがお客さんの要望には極力応えるようにしています。

また、よくご要望いただくのは、赤ちゃんのベビーフードを持っていきたいと言う要望です。

もちろんOKにしています。

あと、基本的には大人向けにメニューを考えているんですけど、ランチのパスタなんかでも、お子さんが食べられるミートソースに変えてあげたりとかしていますね」

店長のあたたかみとお店作りのあたたかみが、このゆったりくつろげる空間になっているという感じに繋がっているんですね。

健康的で美味しい料理

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次はお料理についておうかがいしました。

カフェというと軽食というイメージを持つ方もいると思うのですが、「らくえんcafé & dining」ではご飯がしっかり食べれるお店という印象があります。

何か意識していることなどありますか?

「お昼はカフェとランチ、夜はしっかりと食べられるダイニングとして運営していきたいので、食材にもこだわっています。

また、京都やまちやで健康食品を扱っていることから油は全て米油(こめあぶら)を使っていたり、通販で使っている青汁をブレンドしたり、レモネードなどでビタミンCを摂りやすいようになど意識しています。

グランドメニューの方は弊社の管理栄養士にちゃんと目を通してもらって、栄養価の高いものを提供するようにしてます。

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店内では、京都やまちやで販売している『美選なたまめ茶』をお楽しみ頂けます。『なたまめ』は古来より漢方の食材としても重宝されており、別名『膿取り豆』とも言われていて、アレルギーや季節の変化のお悩みに良いと言われています。

らくえんcafeでは京都やまちやの主力商品である『美撰なたまめ茶』をお水の代わりに提供しているんですよ。」

心も体も健康になれるカフェなんてうれしいですね!

実はソフトクリームにもすごいこだわりがありました。

もともと、高木社長はソフトクリームが大好きで、どこかに出かけたらソフトクリームを食べなきゃ気が済まない!というほど、ソフトクリームが大好きなんだそうです。

オープン当初からずっとこだわりを持っているソフトクリームは、"ソフトクリーム界のフェラーリ"と呼ばれるイタリア老舗メーカーのソフトクリームマシンで作られていて、ソフトクリームを作る際に空気を含ませることで、ふわふわ食感でクリーミーな味わいに仕上がるそうです。

そのこだわりのソフトクリームと季節のフルーツをアレンジしたデザートやティラミスが昼も夜も人気商品なんだそうです。

すごく濃厚でとっても美味しかったです!

現在、カフェでは10段巻いて280円!の巨大ソフト「10段ソフトクリーム」も販売中。

店内でもテイクアウトも可能なので、ぜひご賞味あれ!

店長さん入社のきっかけ

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最後に店長さんに、入社されたキッカケについてお尋ねしてみました。

入社の動機は、ズバリ「トリッキーな面接!?」とのこと。

「今まで、いくつか面接の場面がありましたが、社長と喋った時が一番トリッキーな面接をしていたと思います」

トリッキーな面接!?どんな面接だったんでしょうか?

「印象に残るというか面接を受ける側がワクワクさせてもらいました。楽しそうだなというのが自分の中であったので、それが一番大きかったですね。

名前の由来とか、色んな当たり障りのない、志望動機は何ですかというような一般的な回答が返ってきそうなところに関してはさらっと聞いといて、そうじゃない部分をすごい根ほり葉ほり訊いていく感じの面接でした」

高木社長曰く、「よく面接で人生相談になったり、恋愛相談になったり、世間話など」を話されているとか。

「なんか、波長があったんですよね。これも縁ですね。人として採用するという方針なので、印象には残ったと思います」

取材させていただいた私たちもすっかり社長の魅力に引き込まれてしまいました。

皆さんもお店で社長や店長さんをお見かけしたら、ぜひお声がけしてみてくださいね!

今回ご紹介したスポットこちら

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らくえんcafe & dining
場所:京都市下京区仏光寺通高倉西入西前町367-4 マップ
現在はコロナの影響で営業時間がランチ&ティータイムのみとなっております。
お休みなど詳細はホームページをご確認ください。

詳細はこちら

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