10月14日(土)解体が進んでスケルトンとなった東山二条ビルにて、「LURRA°」ゼネラルマネージャーの宮下 拓己さんをお迎えし、トークイベントを行いました。
20名弱の方にお越しいただき、大変勉強になる宮下さんのお話を聞いて、懇親会では直接お話しできる機会もあり、有意義な時間を過ごすことができました。
その様子を少しレポートします!
東山二条ビル改修プロジェクト
京都屈指の文化芸術エリア「岡崎」にあるビンテージビルに新たな息吹を吹き込むプロジェクト。
暮らしを楽しくする「きっかけ」をつくる場所として、ビルの1階は賃貸店舗、2階にはキッチンのあるイベントスペース、3階・4階はレジデンスを計画中です!
イノベーティブなレストラン「LURRA°」
2019年7月にオープンし、注目を集め続けるレストラン「LURRA°」。
ゼネラルマネージャーを務めておられるのが宮下拓己さんです。
ニュージーランドのレストランで共に働いていた、日本とアメリカにルーツを持つシェフのジェイカブ・キアーさんとミクソロジストの堺部雄介さんの3人でこのレストランを立ち上げました。
ここだけでしか味わうことのできない料理とペアリングのドリンク、空間、おもてなし、すべてがイノベーティブなレストランと多くの人たちを魅了しています。
これを体験したいと多くのお客様が訪れ、また体験したいと再来したくなる理由があるなとお話を聞いて感じました。
宮下さんは岡崎エリアで新プロジェクトを進めておられるとのことで、どんなことを思案されているのか、そんなワクワクするお話を聞かせていただきました。
LURRA°
京都市東山区石泉院町396
なぜ京都?なぜ岡崎なのか?
世界を転々として各国の食を見てきた3人が、レストランをオープンする場所として日本を選んだ大きな理由は食材の豊かさだといいます。
東京は商業的で全国の食材が手に入ってしまう環境にありますが、京都を選んだ理由の1つは食材が近くにあることなんだそうです。
京都は伝統と革新+自然があり、自然を含めた革新があるところが魅力で、世界的に注目される経済都市であり、海外から見ても価値があるまち。
コロナ禍が明け多くの外国人のお客様も「LURRA°」に来店されるようになったそうで、「京都は文化が豊かで、最先端に映るまちなんじゃないか」と宮下さんは言います。
そんなまちでイノベーティブというジャンルのレストランをやってみたかったのだそうです。
岡崎は"ちゃんとした生活感"があり、外の人がつくった"ザ京都"とは違う京都の魅力があるといいます。
歩ける範囲に様々な飲食店がぎゅっとつまっており、店と住居が混ざり合っています。
どこにいても山が見える(京都はだいたいそうでしょうか...?)けれど、都市っぽさもあるところが好きなんだそうです。
平安神宮や京セラ美術館などおそらく数十年単位では変わらない風景がこのまちを彩り、ずっと存在してくれる安心感があります。
新プロジェクトでは岡崎のベンチをつくりたいという思いもあるそうで、散歩して「よっこらしょ」とちょっと腰掛けられるようなそんな場所になるそうですよ!
最後に
懇親会の様子
なるほど、そういう視点もあったなあという発見がたくさんあるお話でした。
世界で食に携わるお仕事をされていただけに、京都にずっといると気づけないことを改めて提示していただいたような感覚になりました。
- この記事を書いた人Hasegawa Yuka
- 寡黙で知的、の~んびりな空気を漂わせておきながら超スピードで八清ブログ記事を書き上げるメディアデザイン部のテキストマシーン。ほがらかな笑顔で相槌♪聞き上手な彼女は社外的な取材もこなす。彼女にインタビューされた日にはすべてを暴かれてしまうに違いない。
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