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11月4日(土)、東山二条ビル改修プロジェクトのイベント第3弾として、美術家・京都市立芸術大学教授 小山田 徹さんをトークゲストとしてお招きし、「岡崎の魅力を知ろう・共有する場づくりについて」というテーマでお話していただきました。

当社の社員がおすすめ!という岡崎で購入したチーズやパン、パテなどをつまみながら小山田さんを囲んだ懇親会をビルの屋上で開催し、気持ち良く楽しいひと時を過ごしました。

今回も少しレポートいたします。

東山二条ビル改修プロジェクト

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京都屈指の文化芸術エリア「岡崎」にあるビンテージビルに新たな息吹を吹き込むプロジェクト。

暮らしを楽しくする「きっかけ」をつくる場所として、ビルの1階は賃貸店舗、2階にはキッチンのあるイベントスペース、3階・4階はレジデンスを計画中です!

プロジェクトページ

共有する場を獲得する

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小山田さんは京都市立芸術大学の学生であった友人たちとパフォーマンスグループ「ダムタイプ」を結成。

ダムタイプの活動と並行して、コミュニティセンター「Art-Scape」を創設し、AIDS関連の活動を始めるなど様々な共有空間の場づくりに携わってこられました。

25年続いているという同志社大学今出川キャンパス近くにあるコミュニティカフェ「Bazaar Cafe」もその1つです。

みんなでご飯を食べるというのはコミュニティの中心となると小山田さん。

またこのカフェは有志が集まり、木材を切り、ペンキ塗りをして建物を手作りしたそうです。

労働があったほうがその場に存在しやすく、自分で獲得した場所だからこそ愛がこもった空間になると言います。

能動的でないと楽しくないし、獲得感と空間への愛が共有する場には一番大切なのだそうです。

これまでの経験から一番効果的だと感じたのが焚き火。

今年の10月には岡崎のロームシアターで2回目となる「ちっちゃい焚き火(薪ストーブ)を囲んで語らう会」を開催されました。

大きいキャンプファイヤーではなく、小さな火をいくつも作って囲むとコミュニケーションが生まれやすくなります。

そうした中から生まれるコミュニティが暮らしの豊かさへとつながる気がします。

Bazaar Cafe

京都市上京区岡松町258

Webページ

文化エリア岡崎

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小山田さんは岡崎にお住まいで、岡崎の魅力も教えていただきました。

行政が文化戦略を考えるうえで、重要なエリアとして考えられている岡崎エリア。

時代祭や京都マラソンのゴールにもなっています。

現在、京都駅の東側エリアも文化ゾーンとしての開発が進んでいますが、岡崎とは鴨川でつながっており、この2エリアを拠点として文化都市京都を盛り上げていこうと取り組まれています。

そうした文化エリアでありながら生活エリアも共存し、3つの小学校区がありそれぞれで区民運動会が開かれるなど地元愛も強いと言います。

物件があまり出にくく、地価も高いので個人事業主がチャレンジしづらいエリアでもあるかもしれません。

そうした中で、今プランニングしている東山二条ビルのシェアキッチンはおもしろい取り組みだとおっしゃっていただきました。

個人のスキルをシェアし、みんなでつくるって楽しいと思える空間をというお話から、私たちがぼんやりと思い描いていた共有空間というものに輪郭を描いてくださったように思います。