今回のまちぶらは、船岡山エリアです。
鞍馬口通や堀川北大路周辺には、歴史が詰まった趣ある建物を活かしたおしゃれなショップやカフェが並んでいましたよ。
建勲神社前からスタート!
まず、バスで降り立ったのは「建勲神社前」です。
そこから「船岡東通り」を南へ下ってみましょう。
道幅に余裕もあって、歩道もしっかりあり整備されていますね。
ふと右手を見ると小高い山への階段が見えました。
以前もご紹介した船岡山の東側入口です。
落ち着いた雰囲気がいいですね。
もう少し南へ進んでいくと、家と家の合間から鮮やかな朱色の柵が見えてきました。
建勲神社です。
織田信長を祀る建勲神社(たけいさおじんじゃ)は通称「けんくん」神社と呼ばれて親しまれています。
明治2年(1869)に明治天皇より天下を統一した信長の偉勲を称え創建されました。
交差点名や通り名にもなっていて地域のシンボルです。
今年は残暑厳しく秋が短く感じましたが、紅葉は長く楽しめましたね。
陽が当たると紅葉の赤が神社の朱と重なって綺麗でした。
建勲神社の近くには、以前もご紹介した船岡温泉があります。
大きな石垣と唐破風の屋根が歴史を感じます。
取材時は営業時間外でしたが、現在も営業中です。
普通の銭湯の料金で入れるのでぜひ一度入ってみてください。
船岡温泉前の鞍馬口通りを東へ進んでいきましょう。
次の目的地「さらさ西陣」へ向かう途中にも素敵なお店がたくさんありました。
こちらは船岡温泉のすぐ近くにある人気のパン屋さん「トム・ソーヤー」。
レビューも高評価のお店です。
「自家焙煎珈琲 ガロ」。
「店内にてコーヒー豆の挽き売りもしております」とのこと。
コーヒー好きの方はぜひ行ってみてください。
「鮮魚・食料品 みやがわ」の宮川食料理品店は、地域に愛されるお店です。
ポテトサラダやお惣菜も人気で、お魚も新鮮だそうですよ!
「イタリア食堂 ガロッパーレ」。
オシャレな外観が気になります。
手づくり・京のおばんざい「いづ元」も地元に愛されるお店です。
目的地のさらさ西陣が見えてきました。
その手前には陶器などを扱う「手作店・藤森寮」、写真奥の東側には唐紙なども扱っている「かみ添」、京都に何店舗かある有名なカフェの西陣のお店「うめぞの茶房」が建ち並んでいます。
元銭湯のおしゃれカフェ「さらさ西陣」
築93年の銭湯をリノベーションして作られたアットホームなカフェ「さらさ西陣」へお邪魔してきました。
ここは、先ほどの船岡温泉の姉妹湯だった元・藤ノ森温泉で、入口の屋根の上にもその意匠が残っています。
クリスマスリースがかわいいですね。さて、店内へ入ってみましょう。
入口から左が男湯、右が女湯だったそうです。
天井が高く、上を見上げると立派な格天井が見られます。
奥へ進むと緩やかな階段になっています。
お風呂場だった場所には、華やかな花柄のマジョリカタイルが全面に残っていて、天窓から入る光が柔らかく、まったりとした時間を楽しみました。
立体的でかわいいタイルは輸入物かと思いきや、大正初めから昭和10年頃に日本で作られた多彩色レリーフタイルだそうです。
職人技ですね。
他にも年代物の貴重な電話、ミシン、時計など、この空間が素敵すぎてウキウキしてきました。
こちらは脱衣所のロッカーの扉ですね。
漢数字がカッコいい。
ワンプレートランチは、目を見張る程の大皿で、ボリュームたっぷり!ふわふわたまごに包まれたご飯もたっぷり。
そこにサクサク衣のカツが乗っていて、濃厚デミグラスソースとタルタルソースの合い掛けです。
嬉しいエビフライにトマトソースパスタ、サラダもたっぷりでドレッシングも美味しくてモリモリ食べてしまい、お腹はもうパンパンです。
まるで、大人のお子様ランチを頂いてる気分で楽しいプレートでした。(トルコライス 1,300円)
ドリンクやスイーツのメニューも沢山あって、営業時間も長く、夜遅くまで開いているのでありがたいですね。
空間も広く席数もあるので、1人でも仲間とも気軽に立ち寄れそうです。
さらさ西陣
京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
さて、次の目的地は「ちょっと丹後」です。
その途中、小さなお花屋さんとたこ焼き屋「かっちゃん」がありました。
学生時代なら間違いなく毎日通って食べてますね。
京丹後のアンテナショップ「ちょっと丹後」
北大路通大宮下る 建勲通角に、丹後の物産販売店「ちょっと丹後」があります。
京丹後は、日本三大百景「天橋立」で知られ、豊かな自然、綺麗な水に恵まれた地域です。
寒暖差を活かした野菜や新鮮な海鮮物など美味しそうな物が数多く並んでいました。
大人気の鯖のそぼろで作るチラシ寿司は郷土料理として代々受け継がれる家庭の味です。
注文分しかなく購入出来ませんでしたが、他に無いお味でおすすめの一品です。
「あ!しまった!」店員さんとつい話し込んでしまい、生うどんを買って帰るのを忘れてしまいました。
気さくな店員さんイチオシ!
やっぱり生が美味しいとおすすめでした。
次回は忘れず購入させていただきます。
今回はちょっと丹後へ旅行した気分で以下を購入して帰りました。
・天の橋立オイルサーディン
・丹後の味 いわしちくわ
・酒粕 玉川(木下酒造有限会社)
酒粕は500グラムとたっぷり入っていたので、酒粕汁をたっぷり作って温まろうと思います。
ちょっと丹後
京都市上京区若宮横町110
ちょっと丹後の近くにも、地域に愛されるお店がいくつかありました。
次の目的地「純喫茶・翡翠」へ行く途中の雰囲気もお伝えします。
「京都大宮鞍馬口郵便局」。近くにあるとなにかと便利ですよね。
「玄武神社」の後ろに大きなマンション、インパクトありますね。
以前もご紹介した「紫式部墓所」です。
2024年の大河ドラマ「光る君へ」では女優・吉高由里子さんが主人公の紫式部を演じます。
来年はここを訪れる人が増えそうですね。
紫野・大徳寺近くの惣菜店「garnish」
堀川北大路の交差点に並ぶ古民家に目を引かれ、いくつかのぞいて見るととても美味しそうなご飯屋さんがずらり。
その中でも鮮やかで可愛らしい赤い扉のお店がひときわ目立っていました。
外から覗くと美味しそうなお惣菜が並んでいた「garnish(ガーニッシュ)」にちょっとお邪魔してみました。
ショーケースに並ぶお惣菜はどれも美味しそう!
今夜の晩御飯はこれで決まりです。
・鴨のコンフィサラダ 745円(税込)
お皿に盛るとボリュームたっぷり!
新鮮な野菜がたくさん入っていました。
彩り綺麗なにんじんとショートパスタに鴨の旨みがアクセント。
オリジナルドレッシングは酸味が効いたフルーティーな味わいで食欲が刺激されました。
・ロースト野菜のタブレ(クスクスのサラダ)420円(税込)
クスクスはしっとりと味もしっかり染みていて、食べやすくじっくり火が通ったお野菜は柔らかくてジューシーでした。
・シューファルシ(ロールキャベツ)730円(税込)
優しいお味のスープで煮込んでいます。
お肉がぎっしり食べ応えも充分でスープのお味は優しい味付けながらよく染みています。
どれも手が込んでいるお味でとても美味しかったです。
お料理好きなご夫婦で経営されていて、仕込みにも時間をかけて作られているそうで、フレンチをベースにしたオリジナルレシピです。
ランチ時間は店内でも頂けるそうですよ。
フレンチカントリーの可愛らしいディスプレーに癒されます。
お料理が素敵過ぎて、ホームパーティをしたくなりました。
ちょっと1品足すだけでも、グンと食卓がグレードアップしそうです。
いざという時の献立の救世主になりそうですね。
garnish/ガーニッシュ
京都市北区紫野西御所田町33-2
昭和レトロな純喫茶「翡翠」
今回の最終目的地、昭和36年創業の純喫茶「喫茶翡翠(ひすい)」 に到着しました。
店の入口の柱の上にも彫刻がされています。
さっそく入ってみましょう。
入口の天井の装飾や、ランプがレトロシックで美しく、年代を感じる「ディス・イズ・ザ・喫茶店」です。
百聞は一見にしかず。
まずは店内のレトロな雰囲気をご覧ください。
雰囲気が妙に落ち着きを感じ、こんなに老若男女色んな顔ぶれが集う喫茶店があるのかと、入って驚きました。
約100席あるそうですが、次々と埋まっていきます。平日の夕方なのにすごい人気です。
オムライスやハンバーグ、サンドイッチなどみんな大好きなメニューが並びます。
手作りのご飯がお手頃価格で頂けて、学生さんもモリモリ食べていました。
ドリンクやスイーツメニューも豊富で目移りしましたが、4代目が考案したプリンアラモードを頂いてきました。
サクサクのパイとフルーツが可愛らしくトッピングされ、滑らかでとろとろのプリンがカップいっぱいに入っていてとても美味しかったです。
ミックスジュースはフルーツをミキサーにかけたとろみのある自然な甘さでさっぱりとした後味でした。ミックスジュースは関東の喫茶店ではまず見かけない関西の味ですが、ずっと残して欲しいメニューですね。
・プリンアラモード800円
・ミックスジュース700円
今でも遊べるテーブルゲーム席もありますよ。
お店を出る夕方にはすっかり暗くなっていましたが、店内はほぼ満席。
地元に愛されてますね。通いたくなる気持ちはわかります、居心地良かったですもん。
喫茶 翡翠(ひすい)
京都市北区紫野西御所田町41-2
翡翠の向かいにある教会のクリスマスツリーが点灯していました。
素敵ですね。
ここから大徳寺方面に進むと、京都市北図書館、スーパー、ドラッグストアもあり、生活に便利でこだわりのあるお店を多くみかけました。
船岡山、一度は住んでみたい!
このエリアは以前もご紹介していたのですが、本当に素敵なお店が多いです。
京都はコンパクトシティと言われながらも実は結構広く、地域ごとに雰囲気もまったく違うのが魅力。
船岡山魅力をもっと知りたいなら
地元のことは地元の人に聞くのが一番!ということで、今回は、京都市北区役所が運営する船岡山魅力発信サイト「FUNAOKA」にご協力いただき、船岡山の素敵なお店をたくさんご紹介いただきました。
船岡山魅力発信サイト「FUNAOKA」
船岡山エリアについてもっと知りたいという方はぜひ船岡山魅力発信サイト「FUNAOKA」をチェックしてみてくださいね。
京都をまちブラしよう!
京都の他のエリアもまちブラしています!アーカイブページから他の記事もチェックしてみてください。
コメント