今回のまちブラは京都の紫竹(しちく)エリアを散策してきました。
散策した日は2月中旬。
京都に大寒波が訪れ、幻想的な雪景色を楽しめました。
雪が降る中のまち歩きは、まさに京都ならではの風情。
あっという間に溶けてしまうため、地元の特権とも言えます。
どんなまちなのかさっそくご紹介!
紫竹とは?
紫竹は京都市北区に位置し、上賀茂神社から賀茂川を渡った南西エリア。
最寄り駅は地下鉄・北大路駅で、そこから北西に広がる住宅街です。
スーパーが多く、ファミリー層に人気のエリアでもあります。
このように書くと「よくある住宅街でしょ?」と思われるかもしれませんが、「豊臣秀吉の歴史を感じる御土居」「キムタクも絶賛!感動の和菓子」「絶品餃子」「焼きたてみたらし団子」、こんなパワーワードが生活圏にあるんです。
知る人ぞ知る紫竹エリアですが、今回は「神回」と言っても過言ではありません!
できれば内緒にしておきたいくらいです。
豊臣秀吉の御土居が残る「大宮交通公園」
最初に訪れたのは、まちのシンボル的存在の大宮交通公園。
公園内にはアスレチックや、伐採された木を活用したユニークなオブジェがあり、自然と触れ合える空間が広がっています。
また、低めの信号や遊歩道が整備されており、自分が巨人になったような不思議な感覚に。
子どもたちが元気に遊んでいる姿も印象的でした。
コミュニティールームや自転車教室など施設も充実しています。
沢山の子ども達が走り回って遊んでいたので人気の公園みたいですね。
隣には京都市消防局 北消防署があり、たまたま訓練中の様子を見学できました。
親子連れも興味津々で見守っていました。
御土居跡(おどい)
公園を南へ抜けると、豊臣秀吉が築いた御土居の一部が現れます。
天正19年(1591年)に築かれたこの土塁は、総延長22.5kmに及び、京都の防御・洪水対策・流通管理を目的としていました。
現在、9カ所が保護され、ここは保護対象外で残る2カ所のうちの1つ。
歴史を間近に感じられる貴重なスポットです。
大宮交通公園
京都市北区大宮西脇台町17-1
市バス「大宮交通公園前」すぐ、市バス「玄琢下」徒歩5分
駐車場:15台、8:00~20:00 60分/200円(昼間最大800円)、20:00~8:00 60分/100円(夜間最大200円)
駐輪場:76台(うちバイク6台)・無料
スタイリッシュなカフェランチ「Plot.」
寒くなってきたので、近くのおしゃれなカフェ「Plot.(プロト)」へ。
こちらはデザイン事務所が運営するカフェで、店内は洗練された空間。
シンプルでスタイリッシュな雰囲気に、思わず背筋が伸びます。
料理も本格的で、どれも絶品!
にんにくと海老のトマトクリームパスタ(1,000円)
オリジナルカレー(900円)
オリジナルプチパン(200円)
器もこだわりがあり、iihoshi yumikoさんの作品を使用。
食後の余韻まで楽しめるカフェでした。


Plot.
京都市北区大宮開町47-1 川辺ビル1F
バス「大宮交通公園前」すぐ
あの有名人も訪れた!和菓子屋「御倉屋」
控えめな看板の和菓子屋「御倉屋(みくらや)」に立ち寄りました。
店内に入ると趣ある空間の片隅に和菓子が並んでいました。
店頭には店員さんの姿はなく、普通のお店と違った空間に一瞬戸惑いましたが、中から出てきてくださり、商品の説明を受けてから選ぶことができました。
店内でも頂く事が出来るようで抹茶がセットで味わえるそうです。
待っている間にお店のことを検索していると、あの木村拓哉さんも来店され、あの一角で召し上がって行かれた様子が出てきました!
Instagramで絶賛されているではないですか!
創業者のお孫さんに接客して頂いたのですが、まさかキムタクが来店しているとは気が付いていなかったのだとか。
どれも美味しそうでしたが、今回は迷わず「キムタクセット」として話題の人気の和菓子を選びました。
あんこの和菓子、創業者のお祖父様の代からある黒糖のお菓子、そして人気のわらび餅のお菓子を用意して頂きました。
木村拓哉さんは、2024年にもYouTubeの番組「木村さ〜〜ん!」で来店して撮影していました。
この「旅奴」、木村さんが絶賛したように、これはいろんな人に言いたくなる美味しさ!
今回は自宅で頂きましたが、こんなに滑らかで瑞々しいあんこは初めてです。
感動すら覚えるくらいの味わいで、これを食べずして和菓子は語れないなと思うくらい美味しかったです。
旅奴(たびやっこ)(1,080円)

次回は店内の「木村さんシート」でお抹茶と一緒に「キムタクセット」を頂こうと思います。
御倉屋さんの紙袋を持って歩いていると、「美味しいですよね」と声をかけて下さる人もいて、地域の人に愛されている名物なのがわかりますね。
御倉屋
京都市北区紫竹北大門町78
市バス「大宮大門町」すぐ、市バス「大宮交通公園前」徒歩2分
町家のパン屋「bread house Bamboo」
御倉屋を出て東へ行くと、町家が連なっている中にあるお目当てのパン屋さん「bread house Bamboo」に到着。
先ほどの「Plot.」でいただいたオリジナルプチパンがとても美味しく、こちらで作ってもらっているとご紹介いただきました。
早朝から作られているので6時から焼きたてが買えますよ。
昼過ぎに伺ったので店内の商品は残りわずか、ギリギリセーフで色々と購入する事が出来ました!
シンプルなパン以外にもお惣菜パンが沢山ありました。
どれもこだわりが感じられるネーミングです。
産地に惹かれて「絶対美味しいやつ!」っと思わず声に出しながら選びました。
小分けにして冷凍すれば日持ちもするとの事。
「お惣菜パンは早めに頂いて、シンプルなパンは冷凍用に・・・」と気付くと沢山購入していました。
淡路のたまねぎとチーズのパン(230円)
パンに練り込んだ玉ねぎの甘みが想像以上でした。
甘酒生地のゴルゴンゾーラ&クリームチーズ&ゴーダチーズのパン(和歌山はちみつ使用)(320円)
コクのある塩味のチーズとハチミツの甘みがダイレクトに感じられ、口の中で合わさって幸せを感じます。
どれも国産小麦100%なので、安心して頂け、個性豊かな味わいで美味しかったです。
bread house Bamboo
京都市北区紫竹下竹殿町16
市バス「下竹殿町」すぐ、市バス「下岸町」徒歩5分

次の目的地「北山餃子」に向かいます。
夕方になると一気に気温が下がりますね。
途中、100円ショップ「ダイソー」やドラッグストア、業務スーパーなどのスーパーも点在し、生活の利便性が高い地域だと感じました。
「北山餃子」に到着すると、すぐお隣に野菜の自動販売機を発見!
新鮮な野菜が格安で販売されており、最近のインフレによる野菜の高騰を考えると、まさに救世主。試しに大根を購入してみました。
200円を入れてボタンを押すと扉が開いて取り出すシンプルな仕組みですが、ちょっと楽しい体験でした。
こちらは特にLEDで栽培しているいちごが有名で、地元の方々にも人気のようです。
お財布に優しい一品がいっぱい「北山餃子」

キャッチーな「昼呑み出来ます」の看板が目に飛び込んできます。
一品メニューは300円台からとリーズナブル!
ランチは980円とお値打ち。
お弁当も販売しており、夜11時まで営業と便利。
今回はおすすめの生餃子をお持ち帰り。
焼いてもらうこともできるので、忙しい時にも便利です。
焼き餃子と水餃子のレシピが付いていたので、両方作ってみました。
焼き餃子:にんにくが効いたキャベツたっぷりのさっぱりした味わい。
水餃子:もちもちの皮とジューシーな餡が絶妙。
どちらも一口サイズで食べやすく、さっぱりした酸味のタレとも相性抜群でした。
北山餃子 本店
京都市北区大宮北箱ノ井町33-6
市バス「玄琢下」2分
焼きたてみたらし団子「日栄軒」
北山餃子を出ると、「やきたて・ほかほか・みたらしだんご」の大きな文字!
もう、この看板を見てしまうと食べたくなりますね。
お店に駆け込み焼きたてを順番待ちしました。
店先には綺麗に剪定された薔薇の植え込みが沢山あり、春が待ち遠しいですね。
昭和感漂う店内に香ばしい焼いた団子の香りが広がります。
みたらし団子5本セット(650円)を注文しましたが、10本セットにすれば良かったと後悔しました。
香ばしい団子はふわっとして、口の中で甘じょっぱいタレと絡んでとろけるよう・・・焼きたて最高です。
冷めても美味しいので、次回は10本いただきます。
日栄軒
京都市北区大宮北箱ノ井町33-18
市バス「玄琢下」すぐ
まとめ
紫竹エリアは駅から少し離れていますが、生活に便利なスーパーやお店が多く、暮らしやすそうなまちでした。
また、見つけたことを自慢したくなるような魅力的なお店が点在し、楽しいまちブラになりました!
最後は上賀茂神社へ参拝し、名物の「焼き餅」ともちもちして美味しい「お赤飯」をお土産に。
紫竹エリア、また訪れたくなる素敵なまちでした!
京都をまちブラしよう!

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