皆さん、はじめまして。専務取締役の西村 直己です。

八清のブログはじまりましたね~!

「八清さんにしては今更ブログなんてありきたりですね!」て思われるかもしれないですね。

でも八清には不動産や建築、ITであったり、あるいはコミュニティづくり、語学や海外のこと、コーヒーやグルメのことなどなどいろいろな分野に精通している個性豊かなスタッフがいっぱいいます。

そんなスタッフの力の融合で面白い事業が展開できていることをもっとお客様にお伝えしたいし、スタッフには自分の考えていることや知恵をもっと披露してもらいたいと思っています。

インターネットで様々な情報が爆発的に増える今のご時世ですから、私たちのブログ記事を通じて、見てくださる方の頭の中が逆にスッキリするような内容や、世の中の一般的な考え方とは違う物事の見方などブログでお伝えすることができたら面白いなと感じています。

私個人としては、ある意味で神秘的で府外の人からは判りにくい京都の土地柄や可能性を、街の洞察や不動産のデータなどを通じてマクロな視点で明らかにしたいと思います。

そして、私たち八清の事業や組織の話とも絡めて面白おかしく綴っていけたらと考えております。

でも目的はもちろん八清ファン、京都ファンを増やすことです。はい。笑

「京都の話」

さて八清は京都を土俵にして不動産を媒体にして仕事をしております。

京都の強みや魅力を挙げだすと話が長くなるので割愛しますが、街の景色がすべてを物語ります。

千年もの時の中で、脈々と積み上げられ磨かれてきた歴史や文化、心が和む日本の原風景が京都にはあります。

近年は再評価化され世界中から注目される観光都市となっていますが、京都は史跡や寺社仏閣だけでなく山・川といった自然が 近くにあり四季を感じられる街です。

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写真は私が大好きな渉成園、京都駅の近くにあり、四季折々の変化を楽しめる穴場の庭園です。

また京都には独自の産業、大学、文化・芸術......様々な強みがあり、多くの人を魅了し、府外から移住してくる方も多い街です。

ざっくりと言えばそんな人の多様性と京都の強みが化学反応を起こし、独自の新陳代謝を繰り返し、他の都市とは一線を画する様々な魅力や創造性を生み出している、それが伝統と革新の京都という街なのです。

京都人が語る京都

さて、京都府外の方が京都に物件を買って暮らすことを考えた場合、「旅行はいいけど、住むのはちょっと......」と感じる方が多いのではないでしょうか?

京都のご近所づきあい

京都でのご近所づきあいは、煩わしく、難しくストレスと感じられるかもしれません。特に戸建住宅だと余計に心配は増すのでしょうね。

まず多くの方が思われる京都の人についての疑問。

「本音を言わない」や「京都人はしきたりやマナーにうるさい」のは老舗や祇園の料理屋さんぐらいで、大半の人には当てはまらないのではと感じています。

中心部では若者が少ない街は比較的多く、あなたが京都の街に引っ越してきて町内会の活動に参加されたら、きっと歓迎してくれることでしょう。

地蔵盆や区民運動会といった京都独特の町内イベントは府外の方には新鮮で面白い!!と感じてもらえるはずです。

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(上の写真は地蔵盆の様子です)

地元の人との関わりが本当の意味で京都への入口になると思います 。

観光地ばかりではありません!

府外の方にとって京都は観光地化しており住みにくい街、という印象もきっとあるのではないでしょうか?

皆さんが京都と聞いて一般的にイメージするのは、石畳と町家が整然と並ぶ美しい祇園や高台寺界隈のような観光エリアに、外国人観光客が群がる風景なのかもしれません。

これらの観光地は市域のほんの数%にすぎません。ご安心を!

京都の人が旅行から帰ってきたら「やっぱり京都は落ち着くわ~」とか「ほっこりするわ~」とかよく言います。

人が首都圏ほど密集していない点 。

意外でしょうけど、これは首都圏に無い強みです。

通勤の満員電車、イベントでごった返しの歩道・・こういった心配は京都ではほぼ必要ありません。祇園祭のときぐらいでしょうね。

住宅地で京都の暮らしを楽しむ

今、京都は周辺部にこそ趣あり!

ホテルやマンション開発、コインパーキングの増加で、府外の方がイメージする美しい京町家が連なる和風景観が、中心部では失われつつあります......

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田の字地区や京都駅近く、祇園周辺の地価は観光バブルで高騰しておりますが、お手頃な価格で、楽しく住める個性的なエリアが京都にはたくさんあるのです! その一例を紹介しましょう。

ぜひ住んでほしいおすすめの街

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  • 駅と生活施設に恵まれたレトロ便利な街 ・・・壬生エリア
  • JRや地下鉄を拠点に商圏拡大中の街・・・西ノ京エリア
  • 山あり寺あり商店あり。ユルく居心地のよい街・・・大徳寺 エリア
  • 京町家の街並みがそっくりそのまま残る街・・柏野エリア
  • お寺めぐりをとことん愉しめる風光明媚な街・・龍安寺エリア
  • 賑わいが戻りつつある京町家が多く残る繊維業の街・・・西陣エリア
  • 自転車移動が便利な京のへそ。秀吉の邸宅街・・・聚楽第エリア
  • 実はこれから狙い目。便利でノスタルジックな旧遊郭街・・・高瀬川エリア
  • 再開発と新駅で職・住・遊が集積。変貌する街・・・丹波口エリア
  • 弘法さん(骨董市)で有名な大寺院の門前街・・・東寺エリア
  • 山裾のノスタルジックな街・・・今熊野エリア
  • 運河の風景が残るミュージアムと庭園の街・・岡崎エリア
  • 京都大学のお膝元、和魂洋才の香りが漂う街・・・吉田エリア
  • 赤煉瓦の大学と大寺院の静寂な佇まいが併存する街・・・相国寺エリア
  • 近代建築が異国情緒を醸し出すアートな街・・・北白川エリア
  • ラーメンとカフェと本。下町文化のある街・・・一乗寺エリア
  • 2つの川に挟まれた神聖なる高級住宅地・・下鴨エリア
  • 利便性に優れたリバーサイドの高級住宅地・・小山エリア


まだまだありますが、これくらいにしておきます。

中心部や祇園でなくても魅力的な街が色々とある事がお分かりいただけるでしょうか ?

混沌とした京都の街には、魅力的なお店がたくさんあります。

京都ならではの町家カフェ。

下の写真は地域の人に愛される有名な「さらさ西陣」さんは、風呂屋をリノベーションされたカフェです。

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他にも実力派のスイーツの店、アンティーク照明専門店、また文化度の高い歴史的建築物や一風変わった美術館など驚くほどたくさんあります。

新島襄邸(下画像)や、重森三玲庭園美術館や河合寛次郎記念館も私のお気に入りの場所です。

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寺院にも魅力的な庭園が多いですし、京都は街全体がアートと言っても決して言い過ぎではないです。

他の地域では珍しいことも、京都では当たり前。という事が実にたくさんあるのではと感じます。

そして大事なこと、安心してください!

日々の暮らしに必要なスーパーマーケット、ここぞという時のデパ地下のお惣菜屋さんに、頼れる病院も京都にはちゃんと揃っています。

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私は休日の朝によく鴨川でジョギングをするのですが、鴨川には凛とした空気感があります。

遠くの山々の稜線が綺麗にすっと見える整然とした立体景観に、澄んだ川の水面は遊歩道の木々を映し、水の音とともにとても癒されます。

自然との一体感も魅力の一つですね。

近年はそんな京都の魅力に共感して移住する人が増えてきています。

京町家をリノベーションして住んだり、カフェにしたり、宿にコンバージョンしたりは一般的になっております。

こんなふうに古いものを大切にし、活用する動きも浸透してきている気がします。

京都中心部の不動産市況

一方でよくない現象もあります。

昨今京都は世界から注目され、観光業は活況を呈しておりますが、外資系有名ホテルをはじめとした宿泊施設の建設ラッシュで用地取得競争が加熱し、地価が高騰しています。

高騰した地域では、住まいとして不動産を購入する事が難しくなります。

また経済的合理性の中で、貴重な大型町家や既存建築物がどんどん取り壊され、中高層のホテルや 、仮にそれを避けられたとしてもマンションになってしまう現実があります。

この現象を止めるのはとても難しいことです。

現在の京都の不動産市場は、特に都心部や東山区において観光業の盛り上がりで、数年前と比較すると最高で2倍近くの取引相場で推移しています。

もともとの相場感がある京都の人は今は静観状態。いつか下がるだろうと様子を見ているようです。

今の京都を短絡的にバブルと考えるのは眉唾でありますが、中心部の価格の推移は、注視していく必要はあるでしょうね。

当面は価格的に安定感のある準郊外(住宅地)の物件がおススメです。

京都市民の中には、京都が首都圏や海外から注目されホテル開発が進み観光客が増えると、住みにくくなる恐れもあるということで、歓迎されない人もおられるでしょうね。

私たち八清としては、こういった京都の状況を悲観しているわけではありません。

時代の変化を肯定的に捉え、豊かな暮らしの提案を基盤におきながら課題解決に向けた事業展開を目指してまいります。

私たちの仕事

私自身が京都出身者ゆえにイマイチ説得力にかける点もありますが、観光地としてだけでなく暮らす街としても京都は居心地がよく楽しみが尽きることのない最高の街だと感じています。

八清はそんな京都で中古改装住宅を売る会社から、リノベーション住宅で創造的な暮らしを提案する会社に進化していくことを社内外で宣言しております。

英訳すればライフスタイルプランナー?

これだけ聞くと新種のセレクトショップなのか? 何か得体のしれない感じですね。^^

要するに、私たちが創った居場所を通じて、お客様をハッピーにする。

この大きな軸は今も昔も変わりません。

京町家や古い建物を活用しながら、一軒一軒の個性を大切に商品物件を創りあげ、居住向けから別荘向け、賃貸、短期滞在、シェア、収益物件、オフィスなどなど......

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様々なお客様に向けて、多様な暮らしのスタイルで物件をご提案していきます。

実はこれ、私が考案した八清版の住宅人生すごろく。

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要するに、宿泊で暮らしを体験することにより、世界中のお客様に京都暮らしや京町家への関心をもってもらい、どっぷり京都にハマってもらう。

そして!最終的には住んで頂く、それで京都の街が元気になる!!

お客様も京都もwin-win

まちづくりにも貢献したい八清にとって理想的なロジックです。

◎ 私たちが創った居場所をお客様に提供し、新しい暮らしを楽しんでいただくために全力を尽くすこと

◎ 文化や街並みを守り、世界に誇れる魅力ある都市になるように京都の発展に貢献すること

最後に八清の使命(と考えていること)をご紹介させて頂きました。

八清は京都に必要な会社だね!とお客様だけでなく、京都の地域住民の方からも言われるように頑張りたいです。

わたしたち八清のやるべきこと、やりたいことは山ほどあります。

今も、これからもやりがいに満ち溢れています。