こんにちは。暮らし企画部に所属しております張(ちょう)と申します。
私は普段、グローバルチームの一員として主に外国人のお客様対応をしております。
八清に入社して、もう半年が経ちました。
今回は外国人目線から見た京都の不動産の魅力をお話したいと思います。
何故、日本の不動産に外国人が注目しているの?
現在、多くの外国人が日本の不動産に注目しています。
実は、日本の不動産は世界の先進国の主要都市の不動産と比較して、価格が安い割に賃料収入が高く、利回りが高い傾向があります。
1.平均坪単価が先進国としては安い?
去年、有名なイギリスの不動産総合コンサルタント会社、Knight Frankが発表したレポート「The Wealth Report 2017 11th edition」では、全世界20主要都市で100万ドルで購入できる高級不動産の物件の広さの調査が行われました。
その結果は以下の図に示すとおりです。
引用元:The Wealth Report 2017 11th edition
この図によると、香港では100万ドルで20㎡しか購入できませんが、東京では同じ金額で91㎡も購入できます。
調査された都市の中で、東京はアジアの主要都市(上海、北京、香港)の中で一番投資しやすい都市に見えるのではないでしょうか。
2.利回りは他のアジア地域と比べて高い?
※2018~2019年更新データより
近年、日本の不動産価格は上昇する一方で、物件の利回りは下がる状況が続いていますが、他の国や地域と比べると、まだまだ魅力的と言えます。
実際の利回りは上記の図で記載されている利回りより高いと思います。
3.外国人の不動産購入の制限がない?
日本では、外国人であっても日本人と同様に日本の不動産の所有権を取得する事が可能です。
売主さえよければ、購入できない物件はほぼないです。
購入時にかかる税金等も日本人が購入する時と違いはありません。
しかし、アジアの国の多くは外国人に対する不動産取得の規制があります。
下の表を見てみましょう。
<アジア諸国の外国人に対する不動産取得の規制>
所有権とは、文字通り「土地を所有する権利」のことをいいます。
土地を所有することで、もちろん自由に土地を利用することができます。
使用権は他人所有している土地を使用できる権利です。
表によると、韓国以外のアジア主要地域の中で日本のように外国人が自由に不動産を購入できるところは少ないです。
京都の魅力―古い町で暮らす
私が京都に来てからもう4年半経ちました。
はじめてこの街を散策した時は、古い町並みに感動しました。
4年半経っても、その感動が全然減っていません。
観光庁の資料によると、2017年日本を訪れた外国人旅行者は2869万人。
そのうち訪日回数が2回以上のリピーターは61.4%にあたる1761万人もいるそうです。
京都は17個の世界文化遺産の所在地としても注目されています。
観光庁の「訪日外国人消費動向調査」の資料によると、2016年京都府への訪問率は27.50%で全国第4位にランクインしていました。
引用元:日本政府観光局(JNTO)より 訪日旅行「都道府県別訪問率ランキング」
なぜ外国人観光客たちはそこまで京都が好きなのでしょう 。
観光客や外国人のお客様からよく聞く話は
タイムスリップしたような京都の街並みが大好きです。
京都にはまだまだ何百年も前の昔の風景がたくさん残っています。
他の国みたいに観光地が高層ビルに囲まれていて、分割されているのではなく、京都の観光スポットは昔のままで古い伝統な街並みに溶け込んでいます。
人々は昔ながらの町家の建物で生活を送っています。
といったものです。
海外のお客様に物件の重要事項説明書を説明する時、よく京都の建築規制がびっくりするほど多くて厳しいと言われます。
確かにそうですが、京都の街並みの美しさは厳しい建築規制や景観に関するルールがあるからこそ保たれています。
その制限は高さだけではなく、建物外観の色、看板の高さにも制限があったり、LEDなどで光る看板も規制されているんです。
高層ビルがない京都、空が広いし、山も町内で近く見えます。この間、雙ヶ岡(ならびがおか)を登山してみました。
あまり目立たない京都市内の街中にある小さい山ですが、一の丘の山頂で仁和寺も見下ろせる絶景があります。
その景色はまるで千年前の長安城を見下ろしているみたいです。
しかも人も少なく静かな場所でこんな綺麗な景色を独占できるとはとても贅沢でした。
京都ではこのような、人にあまり知られていない場所がまだ沢山あります。
京都の観光に関してちょっと面白いお話があります。
平成28年度の京都観光総合調査によると、京都を訪れた外国人が述べた京都観光の残念だった点で、もっとも多かった回答は時間が足りなかったという回答です。
理由は観光名所が多すぎて、全部見ることができなかったというものだそうです。
再訪意欲の調査では約9割もの外国人が京都を再び訪れたいと回答しています。
こうした調査結果からも、京都は観光都市として世界的に魅力が高いと言えるでしょう。
京都でセカンドハウスとして京町家を購入して、ゆっくり滞在してみてはいかがでしょうか?
終わりに
全世界から注目されつつある京都の不動産は今後どうなるでしょうね。
これからも物件販売をしながらより多くの外国人に京都の魅力を発信しようと思います。
宜しくお願い致します。
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