オープン階段の上部には天窓があり、静かな路地裏に位置しながらも、十分な自然光が室内に降り注ぎます。四角い天窓から見える空は、季節や時間帯に応じて異なる表情を見せ、まるで自然が織りなす絵画のようです。
天窓とオープン階段の組み合わせにより、室内が穏やかな明るさに包まれ、心地よい居住環境が整います。日常に癒しをもたらす、静かで優しい光が広がる空間です。

2階の階段ホール上部には、約1.8帖のロフトスペースが設けられています。季節ごとのアイテムや普段使わない荷物の収納場所としてはもちろん、お気に入りの本や小さなコレクションを並べて、自分だけの特別な空間として活用することも可能です。ロフトはひとり静かに過ごせる「おこもり感」に満ちており、リラックスした時間を楽しむのにぴったりの場所です。
さらに、ロフト用のハシゴは使わないときに壁に掛けられる仕様になっており、すっきりとした空間を保つ工夫も施されています。

グレイッシュな壁が空間全体を引き締め、シックでありながら上品な印象を与える和室です。シンプルな中にも濃淡のある色合いが織り成すことで、落ち着きと統一感が生まれています。壁面のニッチに配されたダウンライトが、インテリアを引き立てるだけでなく、洗練された雰囲気をより一層際立たせます。
モダンな解釈で詫び寂びの美を味わうこの空間は、日本の伝統美を現代的な視点で再構築した、特別なひとときを演出します。