かくれ家-ロジオクノツシニカイ-(2019年)
路地を進んだ先に現れる、厨子二階(ツシニカイ)の京町家。
厨子二階とは、通りに面した2階部分の軒が低い構えのものを言い、
江戸時代に流れを組む様式と言われています。
建物の前に設えられた前庭を眺めつつ玄関を入ると、目の前に広がるのは、
水門の模様が刻まれたタイル壁とグレーの床に、吹き抜け勾配天井のシックな空間。
視線の先には建物の奥にある庭からの光。
京都の街中にひそかに佇み、内なる豊かな空間を楽しむ住まいです。
(担当:暮らし企画部 木村 隆一)