使う人を想像しながら
プランニングし
使う人の顔が見える仕事をしたい。
- 暮らし企画部
- 藤原 佑樹 ふじはら ゆうき
島根県出身、設計事務所を経て2017年入社。
作るところから、
見せ方もプランする。
物件を仕入れて、販売方法を検討し、リノベーションプランの策定、販売までを一貫して行っています。自社で買い取りをする物件だけでなく、お客様からお預かりする仲介物件も担当します。不動産営業の知識はもちろん、金融や税金にまつわることや建築に関することなど様々なことを勉強しました。
町家をはじめとする中古物件のリノベーションをプロデュースでき、どんな見せ方(売り方)をするのかまで采配できるところは非常に面白い仕事です。ただ、泥臭いことももちろんあって、いろんな方がおられる近隣の対応なんかは、入社前には想像できていなかったですね。長く不動産業をやってきた会社だけあって、様々な経験をされてきた先輩たちに助けてもらいながらどうにかやってこられたと思います。
経営者など様々な方と
お話しするのが楽しい。
前職では一級建築士としてマンションや倉庫の設計を行っていました。当時は5万平米の設計というのもありましたが、今では50平米とだいぶ規模が変わりました(笑)。完成した喜びはありましたが、どういう人がどんな風に使っているのか見えず、達成感を感じにくかったので、お客様の顔が見える仕事がしたいと八清に転職しました。
現在はCCIM(米国不動産投資顧問)という資格を取得して、投資を検討されているお客様にアドバイスをさせていただく業務も行っています。普段生活していて出会えないような経営者の方や専門職の方など様々なバックグラウンドをお持ちの方に話を聞けるのはとても面白いし良い勉強になります。
デザインが良く快適な物件を作ることは前提としてありますが、資産として価値があることは、さらにお客様に購入をおすすめする要素となります。資格を取得してそれを理論的に説明できるようになったことは、私自身の人材としての価値も高められたんじゃないかと思います。もともと建築をやっていたので、数字は嫌いじゃないですし、設計という仕事は理論を求められるので、物件の価値を理論的に説明するというのは向いていたんじゃないかと思いますね。
幅広く企画ができるのもやりがいにつながっていると思います。どういうターゲットの人にどういう使い方をしてほしいというところを想像してリノベーションプランを練るので、思い描いた通りの方に購入いただいて、その通りの使い方をしていただいているととてもうれしいです。
とある1日
- 05:30
- 起床
- 06:30
- 身支度・朝食作る(朝はパン派!)
- 08:30
- 出社
- 09:00
- メールチェック・電話
- 10:00
- 現場確認
- 12:00
- お客様とランチ
- 13:00
- 物件案内
- 14:30
- 竣工検査(改装工事が完了したら関係者で検査をします)
- 16:00
- 近隣挨拶(解体工事が入る前にご挨拶します)
- 17:30
- 帰社・お問い合わせ返信
- 19:00
- 帰宅
- 20:00
- 子どもと遊ぶ(2児のお父さんです)
- 21:00
- 子どもを寝かしつけながら寝落ち
藤原の
印象に残っている仕事
「やりきった!」と思えた物件。建物と建物の間に通路のある物件で、入口側の建物をギャラリーのような空間に、奥は居住スペースにしてうまく活用できるプランを考えました。ギャラリーを探しておられた方に購入いただけ、見事にターゲットへリーチできてとてもうれしい仕事でした。
暮らしを楽しくする
きっかけをつくる場所
八清に在籍して6年がたち、一連の仕事はできるようになったので、さらに一歩踏み出して新しい企画を考えていきたいと思っています。その1つが今進めている東山二条ビルのプロジェクトです。コロナ禍では八清でもあまりイベントなどを積極的に行うことができずお客様やまちとの接点を持つことができていませんでしたが、様々な方とのつながりを持てる場所がほしいなと思いこのプロジェクトを立ち上げました。今インタビューを受けている時点では絶賛工事中なのでこれからどんな風に建物が完成して、どういう人たちとつながりを作っていけるかとても楽しみにしています。そして、この場所が誰かの楽しい暮らしの一部分になれればうれしいですね。
この2冊
「センスは知識からはじまる 水野 学」は 何ものかわかりにくい「センス」というものはどういう裏付けがあるのかをわかりやすく解説されている本です。理論づけるにはこういう風に説明すればよいのかととても勉強になる内容で、4~5回ほど読みました。
「父の詫び状 向田 邦子」は何も考えずに本を読みたいときはエッセイを読むことが多く、中でも昭和の父親や家庭が描かれたこの本はその光景が浮かびやすいので気に入っています。半身浴しながらとかリラックスタイムに読みます。