ETHICAL(エシカル)は、英語で「倫理的」「道徳的」を意味する言葉。環境や社会へ配慮する姿勢を表しています。
豊かな世の中になり、私たちは様々な選択肢の中から好きなモノを選び、購入することができるようになりました。
インターネットの普及で、より世界が近く感じられるようになった今、新たな選択肢として「倫理的に正しい消費行動」を実践しようとする意識が広まっています。
そんな中、私たちも「ETHICAL」な意識をより多くの方に広めるため、また私たち自身のライフワークにも浸透させるために「ETHICAL HOUSE(エシカルハウス)」をご提案、実践することにしました。
モノが豊かになる一方で、その生産過程や背景を知らない私たち。テレビや新聞で、環境破壊や世界の貧困問題、厳しい労働条件で働く人々の姿を毎日のように見ながらも、自分が選択したモノが、そんな社会問題の一部に繋がっているかもしれないことさえ、わからないのが実状です。
モノの背景を見ること。視野を広げること。身の回りのモノをもう一度よく見直すということ。「ETHICAL」は、そんな今までの暮らし全体を見直すライフワーク。
例えば、 環境への配慮として、農薬や化学肥料に頼らないオーガニックコットンの服を選ぶ。
社会への配慮として、フェアトレードの食材を選ぶ。
(※フェアトレード:適正価格で行う公正な貿易のこと。開発途上国の経済を正しく発展させる目的で、小規模農家など社会的・経済的に立場の弱い人々に仕事の機会を作り、貿易を通じて暮らしを向上させ、自立を支援すること)
そんな「ETHICAL」な商品、また「ETHICAL」な考え方に基づいたビジネスネットワークは、大手企業が積極的に事業として取り組んだり、ファッションデザイナーが手かげるなどにより、世界中に広がりをみせています。
私たちの作る<ETHICAL HOUSE(エシカルハウス)>の素材全てにこの考え方をあてはめることができるかというと、正直そうではありません。
私たちもまだ「ETHICAL」の言葉を知ったばかり。
でも
この言葉を知っていれば、私たちはいつでも、多くの中から「ETHICAL」を選択することができると思うのです。
<ETHICAL HOUSE>は、環境、社会に優しく、人の支え合いや繋がりを大切にする考え方を、毎日の暮らしと住まいから考えていこうという新たな取り組みです。
この家が、あなたの新しい選択肢の1つになることができれば幸いです。
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CONCEPT
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環境や社会に配慮する「ETHICAl(エシカル)」な考え方を京町家での暮らしに取り入ることを目的としたプロジェクト商品です。
京山々との連携によって地域産材を利用し、地産地消や地域貢献を図ります。- 主なテーマ
- 1.町並みに沿った景観の再形成
- 2.京町家の保存
- 3.地域との繋がり
- 4.自然エネルギーの活用
- 5.地域産材の利用と環境負荷の低減
- 6.自然を感じる暮らし
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MEMBER
- 株式会社 八清 暮らし企画部 浜田
株式会社 クカニア(CUCANIA) -
ABOUT Kyo-Sanzan
- 京山々(きょうさんざん)とは、設計者、工務店、不動産業者、庭師、木材生産者が集まり、「山のめぐみを山に還す。」を合言葉に、京都府内産材を使った家づくりを推奨している団体 「京山々・木の家づくりの会」の略称です。
木を多く消費する「住宅づくり」は、地域の山、産業、それに携わる人々を元気にする最良の方法。また、古来より受け継がれる日本の伝統、職人技を未来へと伝えます。