H22.9.6 改装の打合せ ④<補強箇所の確認>
今回は、解体の進んだ現地での打合せ。
床や天井がはがされ、構造が見えている現場で、補強箇所の確認や配管についての確認を行います。
表側の庭は、中心にキンモクセイの木を残して、地面に生えていた草や木が片付けられ、その空き地に工事で必要な道具が並べられています。
今日は基礎工事と配管工事の職人さんが来ていて、現地で作業を進めておられました。
キンモクセイの木はこれだけ暑い日が続いていても、すくすくと元気に育っている様子。葉っぱが生き生きした緑色に変わっています。
右側の写真は玄関を入って正面を見たもの。このまっすぐ続く空間に、キッチン、洗面、トイレ、浴室の並ぶ水まわり空間が作られていきます。
地面には配管のパイプが入れられる溝が掘られているところでした。
ある程度工事が進んでくると、改装後の間取をなんとなく想像しながら見ることが出来るようになります。
まずは、補強箇所の確認作業から。
構造の現れた現場では、まず腐っている材はないか?強度の不安な場所はないか?ということが丁寧に調べられます。
打合せでは、事前に調べられていた補強の必要な箇所についてひとつひとつ説明がありました。
室内の床板を外して現れていたのは、打合せ時に発見していた謎の地下室。この空間は、今の改装プランでは特に何かを作る計画は無いので、
掘ってある部分に土が流れて土台が沈んでしまわないように、ブロックで土留め(どどめ)をしているところです。
こうやってブロックで囲っても、3帖くらいはありそうな空間を見て、
「一部屋できますね。」
「地下室、作れますよね。」
なんていう話も出ていましたが、残念ながら今回の改装では地下室は作られません。
そして次は、1階の台所と洗面室の間の土台が湿気と白アリによって腐っていることを確認。この部分は材を取り替えます。
足で踏んでみると、軽く力を入れただけで簡単に材が沈みます。
台所の壁面に付いていた柱については強度が不安なので、今の柱の横に添え柱をして補強を加える予定です、と説明されました。
2階に上って、ここでも材を取り替える部分の確認作業を行います。
左の写真で指されている材が腐っており、強度が弱くなっています。その材の上に乗っている大引きについても、この際全て取り替えることに。
部屋の外周の材にも腐食している箇所が見られるため、その部分は取り除き、途中から新しい材を継ぎ足して補強をすることになるそうです。