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気になる木の家

H22.10.7 打合せ ①<気になる木、復活!>

家の前庭に生えたキンモクセイの木は、夏を越えて緑の葉っぱをまたぐんぐんと付けてきています。

今回の打合せが行われたのは、ちょうどキンモクセイの花の咲く季節。刈り取られて寂しい状態になっていたので今年は咲かないと思っていた花も、

よくよく見ると、小さなオレンジ色の花を咲かせています。植物は強いです。

周辺にもキンモクセイの花が咲いているお庭が多くあって、打合せをしているとあの独特の花の匂いがふとした時に香ってきました。

この前庭に面した窓は、改装前の腰高の窓から開口部を広げて、より庭との繋がりが出るように、掃き出し窓に変更されています。

床の貼られた1階室内から前庭側を見ると、ブルーシートでキンモクセイの木は少し隠れていますが、庭を望む開口部が広がって、かなり明るく感じられます。

前庭に作られる駐輪場は、既存の屋根の補修と柱の工事が終了していました(写真左)。駐輪場の屋根とは思えない程、しっかりしたものに変わっています。

パティオになる裏庭に出ると、コンクリートが打たれて、真っ平らな状態に。コンクリートを打つ時には、表面の勾配を気にしないといけません。

表面に降った雨や水が溜まってしまわないよう、水の流れるように勾配を付けて作らないと、雨が建物に入ってきたり、建物の腐食の原因になったりするからです。コンクリートで外の土間を打つ時には、平らに見えていても、雨水が流れるように勾配が取られています。

排水を考えるために、集水枡の位置にも気を配って工事が進められていました。

今の状態に、仕上げのコンクリートが塗られて完成となります。地面が少し高くなり、室内の床と高さがあまり変わらなくなったので、室内側から見ると室内の床がパティオまで続いているように見え、より空間が広くなったようにも感じます。

こちらの庭にも、植栽を植えることが考えられています。

今のコンクリートに穴が開けられて、四角く切り取られた部分に、

パティオのシンボルツリーが植えられることになります。

この木、まだ何の木を植えるかは決まっていません。

今回は、どんな木にするのか話がありました。

「表がキンモクセイなので、他の季節に花をつける木が良いのでは?」

「キンモクセイは年中緑の葉を付けているんですよね?それなら、

落葉・・・どうですかね?赤や黄色に紅葉する木は綺麗ですし。

季節によって表情が違って、楽しいかも。」

「・・・でも、落葉だと掃除が大変ですかね?」

などなど、色んな話が出ています。以前に書いたパティオのイメージに、赤く紅葉する木を書いてみると、印象がまた違って見えます。

工事がもう少し進んだ段階でパティオの木は植えられるそうなので、次回の打合せまでに木の種類を決めることになりました。