4軒長屋の町家リノベーションで、地域のコミュニティ活性化と子供の遊び場にもなる路地再生を試みました。
1つの路地に並ぶ4軒長屋の町家リノベーションを通して、京都で昔から息づいてきた「路地文化」の再生を目指しています。
子供が気軽にお隣の家に遊びに行ったり、一緒に宿題をしたり、路地の中で思い切り駆け回ったり。
大人同士も挨拶を交わしたり、ご飯をおすそわけしたり、ほどよい距離感でご近所と繋がれる、古くて新しいリノベーション京町家です。
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さらしや町路地では、
・子育て中
・子どもの好きな方
を中心に入居者を募集します。子どもは地域で育てるものと言われた頃のように、
「路地が一体となり全体で子どもを見守る」
そんなあたたかな風景が見られる路地への再生を試みます。 -
車が侵入できない路地は、昔から子どもたちの遊び場でした。
町内には現在、子どものいるご家庭が1世帯しかないそう。
町の活性化への期待も込め、子どもの遊び場としての路地を復活させたいという思いを込めて、このプロジェクトを企画しました。
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さらしや町路地は、災害時に町内の避難場所として活躍します。
植物をからませるパーゴラは、ブルーシートをかけると雨風をしのぐスペースに。
共有雨水タンクは水撒きだけでなく、災害時にはトイレや掃除、手洗いなどに使えます。
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その昔、さらしや町路地には床屋さんなどの4軒のお店、道路向かいには銭湯があり、町の交流場所として賑わいました。
そんなイキイキとしていた頃の姿を取り戻すべく、地蔵盆など町内行事では積極的に路地を開放します。