2013年 3月 上旬 (晴) | コンセプトの打合せ @マウンテン・アーキテクツ事務所 | BGM:鳥の声
PLANNING >>> 「よくばりウサギの家」のコンセプト
大きなサイズ
今回の家は、今までのウサギの家とはちょっと趣の異なる家。〝雰囲気”というふんわりしたものではなく、そもそもの家の大きさが、ウサギの家で通常想定しているサイズよりも大きいことがその理由。家族で住んでも十分な広さのこの家を、単身女性向けのウサギの家にリノベーションします。そんな家なので、一体どんな人がこの家に興味を持ってもらえる?というところから、事前に打合せを行いました。
広い家を必要な女子…いつものウサギメンバー(浜田、上西、小島)で話し合っていくうちに、想定されたサイズの家では物足りない、納まりきらない、そんな〝元気な女子”だという結論に至りました。
元気な女子は、アクティブな女子。アクティブというと、外に向かってどんどん活動的に出て行くというイメージ(下図・1)が思われがちですが、このウサギハウスで考えられた女子のイメージは、この家での暮らしに「興味のあるもの」を取り込んだり、結びつけたりして自分の世界を広げていくようなスタイルを持つ、アクティブな人(下図・2)。
そういう人の住む家を作っていこう、ということで、この家のリノベーションプロジェクトが始まりました。
よくばりは悪いこと?
元気でアクティブな女子、というのを表す言葉を考えていた時に出てきたのが「よくばり」という単語。よくばりって、「必要以上に欲しい」と思うこと。満ち足りているはずなのに、欲しいって思うこと、ないですか?(私はあります!っていう方、このウサギハウスに住むことをぜひともおススメします。)
必要以上に欲しがることを前向きに考えるとするなら、エネルギーにあふれていて、〝元気がある”という捉え方もできるんじゃないかなぁ。自分の置かれた状況から一歩飛び出していく、そんな強さも感じます。
家に広い空間を持っておいて、そこに興味のあるコトやモノ、ヒトを取り込んで、毎日を楽しく過ごしてもらいたい、そんな風な生活を望んでいる人、結構居るんじゃないかな、という思いから決まったのが、「よくばりウサギの家」というネーミングです。
家のまわり
この家に、アクティブでよくばりな女子が似合うと思った理由はもう一つあります。
それは、ご近所にふらっと入れてちょい飲みの出来るようなお店があることや、毎月の骨董市が有名な北野天満宮があったり、小さなパン屋さんがあったり、商店街があったり、休みの日のお出かけが楽しそうな立地であることから。
しかも、この家の前には、スマートサイズの車やバイク、自転車を停めておけるようなパーキングも付いているので、行動範囲をぐっと広めに考えることが出来ます。
家の中だけではなくて、家の外も楽しむ暮し。街を探索して楽しむような、アクティブ女子のための家づくり。リノベーション工事の様子と一緒に、家のまわりの様子についてもお伝えして行こうと思います。