- ハチセノシェア・コレ
- 入居者インタビュー
- 京だんらん嶋原 01
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はじめての入居者インタビューは京だんらん嶋原にお住まいの20代後半女性Aさん。 京だんらんを選んだ経緯なども織り交ぜつつ、シェアハウス生活のお話をお伺いしました。
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―― シェアハウスに住もうと決めたきっかけは?
Aさん そもそも学生時代はシェアハウスなんてありえない!?と思っていました。
実家をでて賃貸マンションで一人暮らしを始めましたが、やっぱり京都にいるから京町家に一度住んでみたいな。と思うようになり、賃貸マンションに住み続けながら、いいところが見つかるまでは移動しない考えで一年間ほど京町家を探し続けていました。
希望する京町家がないなと、深夜にネットで物件を探していたら、現在住んでいる京だんらん嶋原と京だんらん御所東が明日オープンハウスの情報を見つけ、翌日の仕事がお休みだったこともあり、さっそく見学に来ました。京だんらん嶋原の見学時に、当時の京だんらん東福寺の入居者さんが見に来られていて、シェアハウス生活など色んなお話を聞くことができて、話を聞いている中で自分でも住んでみたい。と思い京町家のシェアハウスを決めました。
京だんらん御所東も魅力的だったのですが、こちらの嶋原に決めた理由は勤務先への交通の便、賃料、京町家の雰囲気が残ってたり、私がこうだったらいいなと思う外観や室内に一目ぼれして決めました。
2階の赤絨毯が旅館っぽいところも好みです。 -
―― 京だんらんに決めた理由は?
Aさん 普通のシェアハウスとはまた違う感じが良かったです。
例えば普通の一軒家として造られたものをシェアハウスとして使った場合は、もともと家だったものがシェアハウスになっただけで、そこで本当に知らない人と、本当の家族のように擬似的に動かないといけないような気がしますが、京だんらんはシェアハウスとしてつくられていて、共用部分の広さや、動線も考えられているので、そこまで過度に気を使う感じではない暮らしをすることができます。
それと、住んだあとも事業者がかかわることで、何か問題が起こっても自分たちだけでどうにか解決するのではなく、何かあった時に相談できる窓口があるのは住む側としても助かります。
具体的に何か問題があるわけではないのですが、相談窓口があることによって、起こったかもしれない問題がなくなっている事もあるんじゃないかな。と。
入居者同士が話し合って、入居者を決めるシェアハウスもあると聞きましたが、京だんらんの事業者側が入居者を決めるのは住む側にとっても心がラクです。
京だんらんは事業者介在型のシェアハウスで、株式会社八清が管理・運営をしています。
入居審査を八清が行うことを、入居者さんからは“八清フィルター”と呼ばれています。 -
―― 京だんらんに住みはじめてから、一番の思い出は?
Aさん なんだろう。
ここだったら、やっぱり鍋ですね!
行き当たりばったり何かするよ!ってなると鍋になりますね。
すぐそばに、鍋セットをテイクアウトできる「ちゃんこ両国」があり、すごく美味しいです。
ことあるごとに利用しています。京だんらん全体では、2月上旬に京だんらん西陣千両ケ辻で開催した味噌作りです。
つくった味噌は玄関本棚下に置いてあり現在発酵中で、日があたらず風通り良好で発酵には最適な場です。
あとは、ここに住んでから、はじめて参加したお花見。京だんらん御所東で、15人ほど集まって食事をつくり、鴨川まで桜を見に行ったお花見は本当に楽しかったです。
少人数でした鴨川デルタでした日本酒の会も良かったですし、あ!そうそう、京だんらん嶋原で開催した餃子の会も楽しかったです。食にかかわるイベントが楽しいです。 -
―― 京だんらん嶋原に住んで一番大変だったことは?
Aさん 困る事。うーん。(数秒)
あります!あります!この前のゴキ●リ騒動です!
私が見たのは一度だけですが、他の入居者さんでびっくりするほど遭遇されている話を聞きました。
ゴキ●リが出る前にネズミ除去をお願いして、きっとそのネズミがゴキ●リを駆除してくれていたんだと思います。
入居する前から町家にはネズミがいるよ。ということは周りから聞いていましたが、本当にいることにはビックリしました。
1階の和室で他の入居者さんと一緒にいた時、天井裏からバタバタと急に音がしたときは驚きました。ネズミ以外にもイタチもいるかも、、、。今でもネズミの足音?が聞こえる日もありますが、ゴキ●リが出なくなったことを考えるとネズミがいても、いるわ、いるわ。と慣れました。むしろありがたい存在です。先日、キッチンにいたとき何か横切ったな?と思ったらネズミがヒューって走っていっていきました!
京町家暮らしあるあるですね!
Aさん ゴキ●リ以外では、朝起きたらお湯がでなかったこと!
そんな時に限ってみんな朝からお風呂に入りたかった日でした、、、。
お湯が出ない原因がわからず一致団結して対処しましたが、どうにもできず最後は近くの銭湯に行きました。
団結にはハプニングも必要ですね!たまにそういうものを用意しましょう(笑)
Aさん そんなハプニングはいらないですよー!!
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―― シェアハウスの魅力って?
Aさん 大きい家に住めるってことと、一人暮らしにはない台所の広さ!料理しようかなと思います(笑)
誰かが家にいる安心があり、帰ってきて誰かがいる。朝起きて誰かがいる。すれ違ったりすること。
一人暮らしだと、どうしても誰にもあわない時間がありますが、シェアハウスでは誰か会う時間がオプションでついてきますし、自分の意図しないところでコミュニケーションをとる機会が増えます。
この嶋原だけに限らず他の京だんらんの入居者さんと合同イベント時に会うことで、さらにコミュニケーションをとる機会が増えます。 -
―― 今後シェアハウスでやりたいことはなんですか?
Aさん 京だんらん西陣千両ケ辻で蔵を使ったイベントに参加されますが、京だんらん嶋原の玄関土間を活用できないかな。と思っています。過ごしやすい季節は使いますが、冬は寒くて誰も使わないのです。
お祭り時に玄関土間を開放して、観光客や地域の人たちの交流の場に使ったりするのはどうでしょう。
入居一年目は入居者全員でご町内の運動会に呼ばれました。運動会のプログラムにはシェア・シェアと書いてあってシェアハウス入居者の出番が多く、色んな競技に参加して楽しかったです。 -
―― 最後にこのホームページを見ている方へ一言お願いします。
Aさん なんかそんなシェアハウスとか固く考えなくても入れます。
私もすごい人見知りで話すのも苦手で、シェアハウスとか絶対ありえないと考えてましたが、意外とそんな人でも入れるし楽しめるんだよ。っていうのを体験して欲しいです。
シェアハウスには色んな人が集まり、自分とは全然違う考え方や、自分が考えてこともないことを考えてたり、知らなかった世界を知ることができます。
一人暮らしだと自分から働きかけないと聞けないことでも、シェアハウスでは身近に知ることができますし、飛び込んでしまえばなんとでもなるし、まわりのみんながなんとかしてくれます。Aさん、日々の暮らしの出来事をお話しいただきありがとうございました。取材日2016年2月中旬