京町家・中古住宅をリノベーションにより上質な空間へとプロデュースする京都の不動産会社 株式会社 八清

施工事例

fikaso#03 内はそと 外はうち~(2014年)

fikaso:内はそと 外はうち~(2014年)

fikaso:内はそと 外はうち~(2014年)fikaso:内はそと 外はうち~(2014年)

人気の三条会商店街から大宮通1本西の昭和小路通を北に上がると
道の両側に凛と立ち並ぶ京町家郡。その並びにこの家はあります。

初めてこの家を訪れ、高い塀に囲まれたお庭でフッと上を見上げてみると、
そこには真っ青な空が自分のためだけに広がっており、
とても心地よい風を感じました。
このプライベートな感覚を大切にしたいという想いから、
今回のテーマを『内はそと外はうち』としました。

もともと室内であった空間の一部を敢えてインナーテラスにしてあげることで、
お庭の居心地の良さをググっと室内側まで引っ張り寄せてみました。
またお庭北面の塀の下見板張りが、そのまま室内までつながることで、
ウチソトに一体感が生まれ、内であり外でもあるという曖昧な空間が
生まれます。
この空間を勝手に「内はそと外はうち」ゾーンと呼んでいます(笑)

 リビングのソファでうたた寝するもよし
  リビングとインナーテラスの段差で本を読むもよし、
   インナーテラスのチェアで珈琲飲むもよし、
  デッキでお月見するもよし、
 お庭で植木をいじるもよし、

どうやら「内はそと外はうち」ゾーンではあれもこれもと
欲張ってもよさそうです。

吹き抜けでスパッと抜けた開放感のある階段を登ると
そこに待っているのは天井の高いライブラリースペース。
日中は2つのトップライトから明るい光が燦燦と降り注ぎます。
例えば寝る前にここで谷崎潤一郎の陰翳礼賛を読んでみる、
なんてのはいかがでしょう?
あるいはポール・オースターのニューヨーク三部作ってのも
ありかもしれません。

居心地のいい空間をあちらこちらに散りばめ、
使い方に想像力の掻き立てられるおうち、「内はそと外はうち」。
この家に珈琲の香りを漂わせてみませんか?
(暮らし企画部:落海達也

アフター

  • fikaso:内はそと 外はうち~ 改装後
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ビフォー

  • fikaso:内はそと 外はうち~ 改装前
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