吉田橘研究所(2022年)
京都大学のある学問の町、吉田。
鴨川のほど近くにある、車が1台通れるくらいの
細い路地を進むと現れる、趣ある京町家。
細い格子、墨色の壁に一文字瓦。伝統的な町家の要素を残した
モダンでシックな外観は、クラシックカーを置いても
様になる佇まいがあります。
リビングダイニングには、吹き抜けの壁面を天井近くまで覆う本棚があり、
仕事で使う本や資料、思い入れのある雑誌や書籍などをいくらでも並べ、
暮らしの中で身近に置いておけます。
ダイニング側とは格子で隔てられる、床を一段下げて作った
タイル敷きのリビングは、大きなスクリーンに映画を映し、
シアタールームのようにして使っても。
「研究所」というコンセプトでリノベーションを行いました。
アカデミックな雰囲気の町家で、本に囲まれる暮らしを。
暮らし企画部:福井 宏泰