オープンハウスまで1週間を切った6月2日の朝。
現場は、メンテナンス社員立会いのもとに行われる明日のリノベーション完了検査に向けて、
大勢の職人さんが忙しく動き回っていました。
玄関前に置かれた迫力満点の大きな作業台は、
ガラス屋根の作業をしている鉄骨屋さんのもの。
雨を防いで光を通すガラスの玄関屋根は、壁から金具で吊られた凝ったデザインになっています。
その奥では、ハンチング帽をかぶったお洒落な鉄骨職人さんが、
門扉と、その上に取り付けられるアーチの設置作業中。
まるでテーマ―パークのようなかわいらしいアーチは
もちろん920ハウスのために作られたオリジナル。
植物を這わせたり小物をぶら下げたり、たくさんの工夫が楽しめます。
門扉からこちらは楽しみがいっぱい詰まった夢の空間。
通路の突き当りに建つこの家にぴったりです。
門扉を入って庭を眺めると、一番に目につくのが
ONODE色(設計士兼デザイナーである小野さんがデザインするオリジナルブランドの色)に塗装された
敷地内の電柱に取り付けられたFACTORYの文字。
「軍の基地みたいでしょ!?」
と興奮する担当宮崎。
その格好よさに思わずWeb担当も興奮。
ファクトリーの向かいでは、ランドリースペースとなるカーテンの設置作業中。
カーテンはテント生地やトラックのホロを専門で扱う「日の出テント」さんで作られた特注品。
大正4年の昔から地元京都でテントやシートを作り続ける日の出テントさんのカーテンは、
雨にも風にも負けず掃除も簡単、使う程に味わいが出てきます。
小野さんとカーテンの長さについて打ち合わせをするのは、仕事とテントをこよなく愛する
日の出テントの専務 紀伊馬さん。
ゆったりと取られたランドリースペースには、青空が見える透明の屋根が取り付けられました。
これで洗濯物の乾きも抜群です。
早くここに洗濯機が置かれたのを見たい。ついでに洗濯をしたい!そう思うのは女性だけでしょうか。
920ハウスは男性だけでなく女性も楽しい家なのです。
自然の優しさとぬくもりを感じる山小屋のような風情の外観は、
ご覧のように板を少しずつ丁寧に重ね合わせて作る「鎧張り」と呼ばれる工法。
板の樹種は雨風に強く、経年による変化を楽しめるレッドシダーを使っています。
外壁の塗装は落ち着いたエンジ色。
さすがの配色センスに、思わず口が開きっぱなしになる担当宮崎とWeb担当。
デッキスペースと合わせて、なんともかわいらしい佇まいの家になりました。