1本の木が板に加工されていく様子
板に加工される直前の原木
西粟倉の森
杉の木が材木として使える大きさになるには、
100年の歳月がかかります。
子のため孫のため、100年後の西粟倉のため、
当時の村の人々は植林に励みました。
西粟倉村の敷地の95%を占めるという巨大な森林は、
そのうちの85%が人工林。
村の大きさが京都の西京区と同じことを考えると、
その途方もない大きさが想像できます。
ところがその後、外国産の安価な材木が輸入されるようになり、
国産の原木価格は大きく下落してしまいました。
またちょうどそのころ、家庭用の燃料が薪炭から化石燃料へと変わり、
日本の林業はますます衰退してしまうのです。