坂道をテクテク歩いて、ご自宅に向ったわけですが、雪…雪でした。
ピーンポーン。奥さまとご主人お揃いでお出迎えしてくださいました。
あれ!?玄関からあたたかい+.゚+.゚ しかも間仕切りの扉が無い…。
そう、この家は、どこの部屋、いや、トイレまでも暖かいお家なんです!
暖かさの秘訣は、床にあるスリット。
1台のエアコンを図のように設置し、気密性を高めた床下に暖かい空気を送り込みます。
床下を通って、各部屋のスリットから暖かい空気が上がってきます。
トイレにも同じようにスリットがあるので、トイレまで暖かいんですね。
ご主人は、デザイン事務所DICETTA(ディチェッタ) 酒井 敬洋(さかい あつひろ)さん。
八清でもおなじみの「fikaso(フィカソ)」シリーズを、落海と共に手掛けている設計士さんです。
落海とは名コンビで、これまで数々の素晴らしい建物を生み出してきました。
【 fikasoシリーズ 】
・fikaso#01 アトリエ7.77(2013年)
・fikaso#02 居心地のよさは開口部のそばに宿る(2014年)
・fikaso#03 内はそと 外はうち~(2014年)
・fikaso#04 泊まるように暮らす(2017年)
奥様は、酒井 新(さかい あらた)さん。
「hamandcheese」と言うブランドを立ち上げ、
靴やバッグなどの制作活動をされている靴職人さん。
最近では、忙しくなったご主人のお手伝いで、建築CADも使いこなす、とっても器用なお方。
今回は、このお二人とお話をしてきました。
お話を聞く前に、ご主人が設計をしているスペースと奥様が靴づくりをしているスペースを見学させていただきました。
2階に上がると、開放的な空間に、ご主人のデスク。奥に進むと奥様の靴づくりのアトリエがあります。いずれも窓から見える景色がとても素敵!
( 当時の面接の時のほんのひとコマ )
( 面接後の酒井さんと社長の会話 )
二人の暮らしぶりを聞いてると、丁寧かつ素直に暮らしていて、だから進むべくところに自然に進めていて、
色々な経験や人との出会いが積み重なり、今の暮らしが出来上がってるんだなぁ~って感じました。
何かに対する"強い想い"を持ち続けることで、同じ想いの人が重なった時に、一瞬にして化学反応をが起こり、面白いことが生まれるんじゃないかなぁ~。
イッタリキタリの家には、趣味や仕事部屋をシェアして、エントランスで小さなお店でもOPENして暮らす人なんかどうかなぁ~?と電車に乗りながら妄想する落海&河野なのでした。