nosta&zattaで初めてとなる新築住宅のコンセプトは「住む人が組み立てる家」。
そもそも、家の建築を計画する時は、
どんな人が何人で暮らすのか。
ターゲットはどの世代でどんな暮らしぶりの人か。
そんなことを考えながら検討するもの。
特に、建築された商品を買ってもらう「建売住宅」を建てる場合はなおのこと。
できればたくさんの人のライフスタイルに合うよう、
一般的な間取りで無難な仕上げ、出来上がるのは・・・やっぱり無難な普通の家。
でも、それではつまらない。
nosta&zattaを好んで下さるお客様も、きっと喜ばない。
だからnosta&zattaチームは考えました。
色々な暮らしぶりと、家族構成を受け入れて、
それでいて無難でなく、かっこよく、飽きのこない、厚みのある家。
1つ1つの素材にこだわり、でも頑張りすぎない。
シンプルだけど、表情の豊かな家。
その結果、出た答えが「ワンルーム」の家でした。
室内を仕切る建具を極力減らし、水廻りなどのスペースは一部に集約。
あとは自由に広く使ってもらう、というコンセプト。
「新築でワンルーム」と聞くと、中にはビックリする方もおられます。
「間取り足りないんじゃない?大丈夫?」
「建具や間取りを減らした、ローコスト住宅なの?」
「ファミリーは住めないね」
違います。
ここまで読んで下さった人なら、きっとわかって頂けたことと思います。
水廻りの場所を取って、収納の必要数を取って、残りを居住スペース。
そんな家で、本当に豊かな暮らしを実現できるのか?
「部屋の数」と「豊かさ」は比例しない。
もっと「暮らし」を大切にした家を建てたい。
そんなことを考えて計画した住まいです。