nosta & zatta

  • ノスタザッタ
  • 名前のこと
  • 施工事例
  • 設計物語

住用鉄骨の家

 

 2010.12.10 更新  
解体中の現場

これまでは、改装プランについての打合せを掲載してきましたが、だいたいの案が固まったところで、いよいよ内部の解体が始まります。

リノベーションで必要無くなる箇所や床、天井板、壁紙等の仕上げ材が撤去されていく作業です。

 

解体も終盤に差し掛かった時期の現場にお邪魔してみると、内部はほぼすっきりとして、がらんどうになっていました。

 

天井板が外されると、天井板に隠れていた鉄骨造の構造や配線がむき出しになりました。(上の写真)

ハチセでは木造の現場を見ることが多いので、鉄骨の構造は珍しく感じます。

H型鋼(断面がアルファベットのHの形に見える)の梁が等間隔に並んで、その上に波型の模様の付いた、上の階の床を支える鉄板が

載せられています。

 

鉄骨は天井板に隠れていたので、防錆塗料の塗られただけの赤い状態ですが、今回のリノベーションでは、天井板を貼らずにこの構造自体に

色を塗ることが考えられていて、既存よりも少し天井を高く使う事が出来るようになります。

 

そして、解体作業の進む現場では、コンクリートで出来たトイレや浴室を解体しているところでした。

至る所に出来ている瓦礫の山は解体作業で出てきたもの。(下の写真)

ドリル等でコンクリートを削り、運び出しやすいように細かく砕かれています。

 

解体作業も終盤だったため、ほとんどの瓦礫は運び出されていましたが、残っているものだけを見ても結構な量があります。

この日は解体屋さんが3人がかりで作業をされていました。瓦礫が運び出される時は、チリトリを使って、人力で階段を上り下りされます。

瓦礫は重さもあるので、相当な重労働になります。「解体」と一口に言っても、しっかりと人の手がかかっていることなんだと再認識しました。

 

床面を見てみると、作業道具など色々な物が置かれていますが、物の置かれた間にツルっとしたコンクリートの床が広がっているのが確認出来ます。

解体が一通り終われば、再度解体後の現場を見ながら打合せがされ、工事が進んで行きます。