改装中④ 11月中旬・・・工事中の打合せ その2
工事中の打合せで面白いのは、何回か現場に行っていると、だんだんと出来あがって行く建物の様子が見られる事。
今回現地を訪れると、建物の裏手側、吹き抜けの作られるリビングの工事が進んでいました。
2階のベランダから明かりを取り入れる窓になる部分が空いている様子が見られます。
上の写真は、1階のリビングになる場所に立って下から見上げた、明かりとりの窓が出来るベランダ部分。
大きく開かれた開口部からは、「日射しの家」に充分な日射しがとれそうです。
2階へ上がってみると、皆ベランダに出てリビングの様子を覗いています。①
打合せの最中なのですが、なぜか皆ちょっと楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか?打合せの話も弾んでいるよう。
新しく出来あがった部分に入るのは、やっぱりわくわくすることなのかもしれません。
ベランダに出ると、屋根の上を簡単に見ることが出来ました。② 勾配のついた長い屋根。
以前の増築で凸凹していた形をオリジナルな形に戻したことによって、これだけの綺麗な屋根が現れました。
今回は2階の床も出来あがっていて、2階の洋室になる部分から吹き抜けを見下ろしながら打合せが行われました。③
今開いている開口部には建具が嵌められていきます。実際に建てていただいている大工さんからは、これから作られる建具の枠や壁、
手すりを設置する位置が細かく聞かれています。材料の寸法が指定されているのを聞いていると、まるでパズルの数字合わせをしているよう。
設計士さんが指示を出されるのは、全て完成した時のイメージを頭に描いてのこと。
「この壁とこの壁の間に切れ目を入れないように、納めて欲しい。」
「1階から吹き抜けの壁を見上げた時に、1枚の壁に見えるように。」
「手すりの位置は、柱と鴨居の位置と同じラインで収まるように。」
本当に細かい所まで配慮がされながら、出来上った時に美しく見えるように、打合せが
行われていきます。
そして、リビングからテラスへと長く伸びる庇も、完成の様子が想像できるくらいに作られていました④
長く伸びて、外からの視線を遮る庇。軒裏の垂木が等間隔に組まれている様子が見えます。
その下に今から作られるのは、テラコッタ色のテラス。家具を置いても使えそうな、余裕を持った幅でテラスは作られています。
「日射し(庇)の家」は着々と完成に向けて、工事が進んでいます。