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吉田山の見える家

2010.03.26打合せ③表と裏

続いては、台所の床下を見ます。台所の横には、既存の状態ではトイレと洗面等の水廻りが付いており、シロアリや腐食が心配される部分。敷いてあるPタイルが少し浮いてきて、ふわふわしている部分に狙いを定めて、床板をめくっていきます。

Pタイルをめくってみると、トイレに面した部分のベニヤ板はやはり少しだけ色が変わり、腐ってきていました。

しかし、その下に貼ってある床板には大きな腐食は見られず、堅い材のまま。

床板をめくってみなければ床下の構造チェックが出来ない為、堅い材をめくります。

「バキバキッ」「メリメリ」と大きな音を立てて、床板がめくられていきます。

Pタイルとベニヤ板をめくった部分に出てきた15㎜厚の

床板は、比較的新しい材を頑丈に打ちつけてあり、一度

改装をされた際にこの材を貼ったのでは?という話でした。

人一人がもぐれるくらいの穴がやっと空き、床下をチェックします。この部分も、大引きのやり方は先ほどの1階和室とあまり変わりません。

床下を念入りに見て行くと、トイレ部分の基礎の上の土台に問題が見られました。同じ材をトイレ側からみた場合と、台所側からみた場合。明らかに様子が違うのがわかります。

どうやらトイレ側から水がしみ込んで、土台を腐らせてしまっていたようです。


この部分は床板を全て剥がして確認し、材を取り替えるか何かしないといけませんね、ということになりました。