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気になる木の家

H22.10.26 打合せ ①<長―――――い>

打合せに現地を訪れてみると、大工さんの作業されている台の上には

長―――い部材が1本とさらに長――――――い部材が一本置かれていました。

こんなに長い部材、どこに使うんだろう?と思って見ていると、

「これは、庭に面した水廻りの窓の建具を嵌める上部に使う部材なんですよ。」

との説明でした。

長い方は水廻り、短い方は縁側の外に付けられるそうで、

大工さんによると、こんなに長い一本物の材料がすぐには手に入らず、

わざわざ四国から取り寄せたものになるそうです。

建具をはめる溝が見事に真っ直ぐ作られています。

建具の厚みや溝の数、窓を作る幅等によって、現場ごとに違ってくるので、

現場で微調整を繰り返しながら、部材が作られていくそうです。

 

先日の打合せで寸法を測っていた水廻りの部分には、屋根や柱が組まれて、水廻りのための空間が出来つつありました。

この水廻りの庭に面した窓は、全てサッシが嵌められる予定なので、パティオに面した光の射し込む空間が作られます。

プランだけで見ていた建物が現実に形になっていくのを見るのは、いつ見てもわくわくします。