H22.12.25 完成間近 ①<クリスマスの「気になる木の家」>
1月にオープンハウスを控えて、クリスマスの日に現地を訪れると、ほとんど完成した様子を見ることが出来ました。
改装前の現場から見てきた建物が、何度も打合せを繰り返しながらようやく形になりました。
あとは、照明の設置や室内の建具の設置、一部の塗装を残すのみです。
建物の顔、玄関のある表の庭には、おそらくは家が建てられた当時からこの家に植えられ、設計物語でも何度も登場してきたシンボルツリーがあります。
改装の終わった建物の白い外壁や木製建具の色見に、キンモクセイの緑が良く映えていて、なんだか今までで一番生き生きとして見えます。
※玄関に使われている建具は、現在未完成の状態です。
キンモクセイの周りには、ツワブキの植わる坪や、地面を覆う紫がかった黒い葉のタマリュウ「コクリュウ」が木を引き立たせるように植えられています。
写真はツワブキの丸い坪が4つ仲良く並んでいる様子。プランを考えられたバイアンさんによると、キンモクセイの木の丸い樹形にイメージを合わせてあるそう。
玄関の上がり框には古建具が入れられ、年月を経た味わいのある色合いが白い壁に映えています。(左の写真)
キッチンには白い大きなタイル貼りがカワイイ作業台が作られ、棚も作られていました。(右の写真)
アクセントカラーの淡緑色が自然にキッチンの空間になじむ、明るくて清潔感のある空間になりました。
1階のリビングに入ると、建物の奥に作られた白いパティオが、まるで光っているように見えます。
完成間近で照明の付いていないリビングは、白い壁や床から反射する明かりで、夕方近くの時間帯でも十分明るく感じられました。
リビングの床には、改装前の現地で見つけた床下を利用した収納の入口もきちんと付いていることが確認できます。
そして、建物を一番奥に進んだ裏庭には、シンプルでスッキリとした白い空間が現れていました。
先日植えられたタイサンボクの木と、地面のカンスゲの緑が映えて、絵になる景色です。
このパティオを囲むように建具が嵌まり、パティオの白い地面や壁に反射した光が室内を明るく照らしています。
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■1月15日(土)・16日(日)に初オープンハウスを行い、約40組のご来場を頂きました。
多数のご来場、ありがとうございました。