〇〇シリーズ No.003 だんと ⌂ for S

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About

西陣地域におおくみられる、織屋建(おりやだて)の京町家。

“織屋建(織物を作っていた機織作業兼住居)”とは、機織をするときの音が迷惑にならないよう、通りから作業場を奥に配置している独特の構造をもった建物です。

天井が高く開放的な機織りだった作業空間をいかし京町家がもつ“暗い”“寒い”“使いにくい”といったイメージを払拭するようなプランを設計士さん・工務店さんと打ち合わせを何度も重ね形にしました。

織屋建の持つ美しさや質感、独特の味わいを残しながらも新しい技術や設備も取り込み、住む人の暮らしに寄り添えるよう工夫し再生しました。

室内は独立した空間でもありながら、つながっている連続感があり開け放つと風通りのよい空間を楽しむことができます。かっての趣きを残しつつも、高さと広がりがあり、言葉ではうまく伝えられない居心地のよい空間を実現しました。

設計 株式会社A-Studio一級建築士事務所 (エースタジオ)

2015年7月全改修済

Concept

”だん”をキーワードに盛り込んだ家

段々(段差)リビングの段差、テラスの段差

だんだん(徐々に)玄関からLDKへの繋がりと興奮がだんだんと二階の寝室もだんだんと下がり勾配天井に。

暖(床暖房)リビングのタイル部分は床暖房入りです。

Photo

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