6月初旬の完成に向けて、急ピッチで工事が進む920ハウス。
今回ご紹介するのは、寝室にも子供部屋や書斎にも
920(工夫)次第で変化する約16帖のリビングスペースです。
元々この部屋は、手前を寝室、奥が居間として使われていた2間続きの和室でした。
正面奥に見える穴は、居間に設けられていた掘りごたつの名残りです。
部屋は庭に面して大きく開けており、写真のように腰かけて庭を眺めたり、
お客様が来たときは開放させたり、庭と一体にして使うこともができる、気持ちの良いスペースとなっています。
リビングの天井を少し興奮気味で見上げる、設計士小野さん(左)と担当宮崎(右)。
何やらひらめいた様子です。
天井板を撤去したことで宙吊りのような形で残されてしまった和室の戸袋。
これを格好よく強固に、
できれば人が上に乗れるほどの強さに壁や天井と連結できないか、、、
そう考えていた設計士小野さん。
小野さんの頭の中のイメージを瞬時に理解して最適な方法を提案してくださるのは、
長年のパートナーだという清水工務店の清水さん。
1週間後、その思いつきは現実のものとなっていました。
1つ1つ丁寧に、金具を加工する大工さん。
出来上がっていたのは、なんと「ボルト金具吊り」の戸袋でした。