4月下旬、構造補強の打ち合わせで集まった920メンバー。
築後長い年月を経たこの建物を補強するために今回用いるのは
「ホームコネクター」という木材の接合技術。
ホームコネクターは、コンクリート、石材や鉄骨など、
様々な素材と木材とを強固に接続する接着剤で、
施工後は金物が見えないため建物のデザイン性を損なわず、
強度は現存の接合方式の中では最高クラスというもの。
宮崎から説明を受けながら、その強度と施工方法に驚く清水工務店さん。
立派な工具箱からなんとなく得意気に接着剤の注入器を取り出す宮崎。
「おぉ!ライフルみたい!すげぇ!」
現場からあがる歓声。
ここは大きな子供だらけです。
早速接着剤を柱に注入する大工さん。
いつもは口数が少ないクールな大工さんも、今回ばかりは笑顔がこぼれます。
(Web担当には、おいしそうなピーナツクリームにしか見えませんでした。)
現場に置かれていた、職人さんが使う足場用の板を見て、
「これをファクトリーの棚板に使いたい」と提案したのは宮崎。
職人さんのご厚意で1枚わけていただけることになりました。
ピカピカ過ぎるから磨いて傷を付けたのを持ってきました、とMY棚受け持参の小野さん。
でも、棚がそんなに上だったら見えないのでは?
見えようが見えまいが、嫌なものは使わない。それがオトコゴコロ。
ファクトリーに置かれた手作りの机は、ロゴを見ても分かるように
920ハウスのために小野さんが作ったオリジナルの作業テーブル。
元の素材は、この家の古いドア。
手作りですか、と声をかけると
「しかもこれ!折りたためて持ち運べるんです!」
しかも丁寧に持ち手までついている・・・
重たいテーブルを一体いつどこへ持ち運ぶのか、そんなことは問題ではないのです。
持ち手があったら便利。
これもオトコゴコロ。