西粟倉の森

森と町家

Story_1 西粟倉のこと

豊かな暮らしと自然の関係

今回、"森と町家"では弊社と「西粟倉・森の学校(以後、森の学校)」さんの
この家に対する提案を、設計士の大村先生が形にしてデザインを起こす、
という役割分担で進んて行きます。

豊かな暮らしは自然(森・材木)から成り立ち、
また、家づくりで再生される日本の森があること。
熱意ある人たちに支えられた住まいの素晴らしさ。

そんなことを"森と町家"を通してお伝えできればと思っています。

そのために、まず私たちが森を知らなくては。
ということで、設計士の大村先生とプロジェクト担当の波多野の3人で西粟倉村へ行ってまいりました。
森と町家のプロジェクトストーリーは、まずはそのレポートから始まります。

森の写真

森の学校さんによると、
「営業部隊は、週に2~3日は関西へ出ている」 そうで、

本当に京都から岡山まで、日帰りで行けるのか?
という3人の不安をよそに、
am7:40にハチセ出発した車は、大村先生と合流するため
大阪で高速道路を一度下りたにもかかわらず、am10:00過ぎにすんなりと到着。

「関西は近いですよ」 という森の学校さんの言葉は本当でした。

昼食写真森の学校のみなさん

森の写真

本当の田舎暮らし

「晴れの国 岡山」 とはよく言ったもので、
穏やかな晴天に恵まれた西粟倉村は、
青空に緑が映える、のどかで美しい村でした。

この村で過ごすと、ひとことに緑と言っても、
「山の深い緑」「新緑の生き生きとした緑」「キラキラと透けて輝くような緑」
と、緑のなかにも様々な色があることに気づかされます。

1日かけて村を案内してくださったのは、森の学校の羽田(はだ)さん。
林業を専門に勉強されていたという羽田さんがその美しい森に魅かれて、
縁もゆかりもない西粟倉村に移住したのは2年前。
西粟倉の森は、専門家から見て全国でも指折りの美しさなんだそうです。

道中、休みの日は何をされているんですか?と聞くと
「DIYとか、トレイルとか。あ、今ヨウホウにはまってるんですよ。」

へ? ヨウホウ?

カメラか自転車か、とでも言うような話の流れの中に
飛び込んできた耳なじみのない言葉。

「知り合いのおじさんが、蜂をくれたんで。」

それを聞いて「ヨウホウ=養蜂」だとやっとわかりました。
20代の男性が趣味で蜂を育てる村。
都会の本屋で買える田舎暮らしとはワケが違います。

暮らし豊かな村に住む人たちと一緒に考える京町家。
どんなアイデアが飛び出してくるのか期待が膨らみます。

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