直訳すると「ガラクタ、廃品」
ひとことで言ってしまえば不要なもの。
まだ使える、もったいない、
見方によっては「タカラモノ」に変化する。
動物的な感覚だが、「住まい」の原点であると考える。
鳥は自らの定住地を求め、
小枝や落葉を集め、木の上で自由に巣をつくる。
「巣」という漢字、
見方を変えてみると
「ツ」と「田」と「木」
から成り立つことに気がついた。
「ツタ」と「木」
生命力にあふれた蔦は、
苔生す古木に寄りそい伸び続け
長い年月をかけ神秘的な姿に変わる。
どこか経年美に通ずるものを感じないだろうか?
型にはまったJunkな家をつくるつもりはない。
何十年もそこにあり続ける家に、
古くも新しくも自分がイイと感じるものを取り込んで、
自由に家をづくりを楽しむことができるような
「ワク」
住まいを買う人も、住まいを借りる人も、
もっと気楽に家づくりを楽しんでほしい、
もっと家で気楽に過ごしてほしい、
そんな思いを込めたプロジェクト。
完成品を見てほしいのではなく、
そこに人が暮らすことから始まる家。
それが