完成間近① 1月下旬・・・竣工検査
完成間近の日射し(庇)の家、ほとんど完成した現場ではこの日、工事の最終確認が行われました。
建具はきちんと嵌まっているか?お湯はちゃんと出るか?排水はきちんと流れるか?などを、ハチセの担当者が点検していきます。
この日は、ほぼ完成した建物を見ることが出来たので、少しづつ写真でご紹介します。
上の写真、階段は壁と壁の間に渡した段板のみで作られたスリット階段。
階段の下には、段板の間の隙間から光が差し込んで、綺麗な影を作っています。
建物の外観には、以前にこの建物で使われていた格子を建具屋さんに調整してもらって嵌めこまれました。
写真の右上に写る窓には、模様の付いた型板ガラス。これも元々あった物を生かした建具です。
漆喰の白壁に、濃い茶色で統一された木部。瓦屋根は新しくなり、薄青く光っています。
中に一歩足を踏み入れると広がるのは、2階までの吹き抜けと真っ白な漆喰の壁。
天窓からの光と正面に開いたベランダへの入口から入る光、表の2階に開いた窓からも光が入り、
漆喰の白壁に反射して、外観からでは想像が付かない、開放的で明るい空間に仕上がっています。
1階のリビングには、ベランダの明かりとりの窓から射しこむ光が、オイル着色で風合いのあるカバ材のフローリングの一部を照らしています。
リビング北側の壁は、青い「土壁」で仕上げられました。
無垢のフローリング、漆喰壁の質感と、少し覗いたテラコッタ色のテラスに違和感無く馴染んで、遊び心のある色見です。
写真で正面に写るテラスの奥には、これから最後の仕上げとして、バイアンさんによる植栽が入れられて完成となります。
テラスに緑を望むことで、さらに空間が素敵なものに仕上がっていきそうです。
今週末のオープンハウス時には、植栽が入れられ、完成した様子を見ることが出来ます。
2階には、こんな可愛らしい部屋が出来ていました。
路地に面した側になる、2階の洋室。天井が低く、「屋根裏部屋」の雰囲気。
窓には木製建具。梁から下げられたレトロな形の電球色の照明が、部屋の中を優しく照らしています。