2010.04.15　補強前検査④２階の打合せ

 

続いては、２階部分の打合せです。

 

２階の２室は和室だった場所ですが、畳を外して床板の見えている状態になっています。

床板を支えている材が通っている部分はしっかりしていますが、材が通っていない間の部分に乗ると、「ギシギシ」と音がして、材が少し沈みます。床板の隙間からは、１階が見えてちょっと怖い。

 

天井近くの小壁（長押の上部の小壁）が取り払われていて、この場所から入る光のおかげで室内は少し明るく見えます。

 

前回の打合せの時に比べ光が入るようになった室内では、２階の天井板に雨漏り跡の「雨染み」が見られます。

光が入って明るいと、はっきりと色の違いが見えるような気もするので、この天井板は取り替えるように検討されました。

 

この打合せの時にもう一つ怖かった場所が２階のベランダ。

 

既存の状態ではベランダは腰までの高さの手すりが付いていましたが、この壁については強度が不安だったので、補強前検査に合わせて撤去されていました。

 

ベランダの手すりがなくなっただけなのに、「危ない」「落ちそう」という感覚が増します。写真もちょっと腰が引けた位置からのアングルになってしまいます。

こちらのベランダについては、強度に問題の無いように新しく手すりを付け替え、敷いてある板も貼り替える予定です。

以上で補強前検査は終了。ここからは、今までの打合せで決まったことを形にしていきます。
次回の設計物語では、設計士さんから届いたプランをご紹介します。