コンセプトイメージ | 「おさんぽウサギの家」のエントランス
Illust02 >>> 「おさんぽウサギの家」のプランイメージ
ゆったりエントランス
これまでに完成した3つのウサギハウスには、エントランスにどれも特徴があって面白い作りになっています。例えば、1号(おもてなしウサギの家)では前庭を通って玄関に入ったり、2号(アトリエウサギの家)では、日の射しこむサンルームのようだったり、3号(よくばりウサギの家)では新しい解釈の通り庭を作っていたり。
今回の家では、これまで作ってきたエントランスに比べるとシンプルな空間ですが、それでもやっぱり面白そうな雰囲気。玄関土間の横には、約3畳分のホール(ここも土間です。)が続いています。イラストを見て分かるポイントを、少し詳しく見て行きます。
壁の下地
扉を開けた正面には、しっかりした下地の入る壁面を作ります。
下地がしっかりしていれば、多少重量をかけても大丈夫。(※重さには限度がありますので、ご注意くださいね。)
例えば自転車を架ける金具を付けたり、棚を作ったり。スペースが限られている小さな家は、こんな場所を有効に利用して、自分の住みやすいように工夫することが、楽しく豊かに暮らすコツと言えそう。
古建具
もとの家には、老夫婦がお二人で暮らされていました。家を譲り受けて改修することになったとき、まだ何も工事が始まっていない段階で、事前にこの家に集まり、打ち合わせをしたときのこと。
「建具の雰囲気、レトロでカワイイですよね。」
「少し古いけど、建てつけを整えれば使えそう。」
「なんだかこの家のサイズ感にとてもしっくりくるデザインだよね。」
そんな話をしたのは、もう半年ほども前。話の詳細は多少違っているかもしれませんが、丁寧な暮らしぶりを感じる家の佇まいに、もとの家の様子が少しでも残れば嬉しいね、ということになったのです。
この3帖ほどのホールには、もとの建具を残して使い、落ち着きやあたたかみの中に、ほんの少しの可愛さを感じる空間に仕上げます。玄関横の小さなこのスペースを工夫して使えば、お店として使えなくもない。
自宅で小さなお店を開けたらな、という夢も、この家でなら叶うかもしれません。
(ただ、本当に小さなスペースです。その点はご了承くださいませ。)