私たちは2001年頃から中古・京町家の再生事業を手がけています。
「古いもの=使えない・売れない」と考えるのではなく、古ければ古いほど高まる「経年美」に価値を見出し、他にはない付加価値をつける家づくりが得意です。
こんなお悩みはありませんか?
私たちはそのような「どうすればよいかわからず、悩んでいる」
といった皆さまを総合的にサポートいたします。
お客様のご事情に合わせ、八清の強みを活かした
不動産の「売却・賃貸・活用」提案を行います。
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地域に根ざした不動産取引
市内を中心にまんべんなく取引経験があるため、土地勘・相場観・地域事情を把握しています。地元金融機関を中心に、地域に根づいた協力業者と連携して取引を成功へ導きます。
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集客力
京町家・中古住宅に特化しているため、こだわりのWebサイト等を通じて購入・賃貸希望者が国内外から集まってきます。
2013年~2017年までの京町家の取引実績はおよそ500軒、内11%が外国籍のお客さまです。外国籍のお客さまに向けて、英語専用のWebサイトもご用意しております。
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こだわりの内製WEB
京町家・中古住宅に特化した私たちのWebサイトは、日本語・英語サイトともに自社で制作しているため常にフレッシュな情報へ更新します。
お客さまから物件をお預かりしたら、すぐにWebページの制作に取り掛かり、情報を公開するよう心がけています。
また、セミナーやイベントも企画し、物件以外のコンテンツでも集客につとめています。
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企画力
私たちの事業のなかでも中心となるのが京町家・中古住宅のリノベーション事業。物件の地域や建物の特性に合うコンセプトを考え、古き良きものを活かして付加価値を高めます。
住宅だけでなく、貸家や宿泊施設、シェアハウス、シェアオフィスなど収益性の強い物件も企画します。
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京町家・町家の改修技術
現在主流の在来工法とは異なる、京町家・町家のリノベーションを数多く手がけるなか、伝統構法の構造補強の研究を重ねてきました。
安心・安全・快適をモットーに社内基準をもうけ、京町家の本来の構造特性を活かす技術で再生に取り組んでいます。
取り扱い案件
取扱いエリア
京都市内(町家が残るエリア周辺)、大津市(一部)を中心に取り扱います。
まんべんなく取引経験があるため、土地勘・相場観・地域事情をよく把握しています。取扱い物件
築年月が不明の建物、再建築ができない建物、路地奥の連棟の長屋、住む人がなく老朽化した空き家、空室の多いビルやマンション、郊外の古民家など、古くても売却・活用できるようご提案いたします。
みなさまにお伝えしたいこと
京都の街の現状
日本全国で問題視されている空き家問題。京都の町も例外ではありません。平成25年の土地家屋統計調査では、全国で住宅軒数は約6062万戸、そのうち空き家は820万戸(空き家率としては13.5%)とされています。
その中でも京都府は住宅軒数132万戸のうち、空き家は17.5万戸。さらに京都市では住宅軒数が約81万戸のうち、空き家は11万戸。全体の14%を占め全国平均と比べても高い割合となっています。
市内では観光地化が進み、国内外の観光客を受け入れるホテルや宿泊施設が急増し、町並みが大きく変わろうとしています。
京町家の現状
これまで残存する京町家の軒数調査は行政により行われてきました。平成20~21年に行われたまちづくり調査では、市域に現存する京町家の数は47,000軒という報告がされていました。
しかし、平成29年度の追跡調査では、7年間で5600軒が消失したとの報告がありました。(正確には、滅失5,602軒、未調査1,987軒)。しかも、残存する40,000軒のうち、5800軒が空き家であるといいます。
平成のバブル期以降、京町家が次々と高層ビルやマンション、駐車場に姿を変え、取り壊されていき、その中には、現行法下では再建築が困難な建物も多く含まれており、貴重な建築物が次々と姿を消しています。
近年ではホテルなど宿泊施設の進出も目覚ましく、京都の町並みの変化は加速しています。
そんな町並みの変化を危惧した京都市は、平成29年に「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」 (京町家条例)を制定しました。京都市が指定する一定規模や重点地区にある京町家について、取り壊しも含めた処分を検討する際に早い段階で市に届け出をだすことで、取り壊さず継承する道を官民が一体となって模索し、保全・継承につなげていくことを目的とした制度です。
八清は、京都市と連携して動く事業団体に加盟し、活用方法の提案や活用希望者とのマッチングに協力し流通を促す役割を担います。
京都の貴重な財産である京町家を守り、京都の町並みを未来へ継承できるよう努めます。
伝統構法の希少性
京町家が現代の建物と異なる最大の点は「伝統構法」で建てられていること。戦後の復興にともない昭和二十五年に「建築基準法」が制定され、飛躍的な技術革新と新法の後押しで住宅が大量生産される時代が到来します。
それまで主流であった伝統構法は、新しい基準に合致しない点が多く、事実上、伝統構法による新築が不可能となり、技術革新によって生まれた「在来工法」が表舞台に登場し現在に至ります。
そのため、新法が制定される以前に建てられた「伝統構法」の京町家は現行の法律に合致しない「既存不適格」という立場を強いられることになります。従い、一度壊してしまうと、再び昔ながらの構法で新築することは困難です。しかし改修することにより使い続けることは可能です。
先人が智恵を凝らし手間ひまかけた手仕事による技術は、伝統工芸と同じく専門的な知識と技術のたまものであり、継承していくことが難しいという一面があります。そういった意味でも「伝統構法」という建築手法はとても希少なものであると言えるのです。
経年美に対する評価
伝統構法で造られる京町家、路地奥の再建築ができない長屋、住み手が不在になった昭和初期の古家……。 一見すると価値が低そうな家々が、実は大変貴重であることはご存知でしょうか?
特に京町家は1950年以前に建てられた伝統木造建築物であり、一旦取り壊してしまうと、現行の建築基準法において伝統的な工法で同じように建築することは困難です。また、意匠性においても、1000年に渡り継承されてきた歴史的な意匠を今に伝える貴重な建物です。こういった意味でも京町家の希少性はとても高いものと捉えています。
八清があつかう京町家は新しくても築70年です。私たちはいつしか建物を築年数で評価することをいやめました。古いもの=使えない・売れない、と考えるのではなく、アンティークやヴィンテージという言葉が表すように、古ければ古いほど高まる「経年美」に良さを見出しています。
専門業者との提携ネットワーク
お客さまのご事情や建物状況に合わせ、不動産を中心にした観点から総合的にご相談が可能です。より深いご相談内容の場合は、弊社と取引実績のある各種専門家・専門業者をご紹介させていただきます。
参考ページ集
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私たちの住まいづくりに対するポリシーをお伝えしています。
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これまで八清が手掛けたリノベーション物件をご紹介しています。
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古い建物の価値」を高く評価した八清独自の査定方法をご紹介しています。
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京都市が主体となって行っている、市内に残存する京町家の調査記録をご覧になれます。