意匠 瓦

瓦

平入りに立ち並ぶ美しい町並みの要因

京の町家の軒先を見ると、二通りの形に分けられる。軒の端が波状に連なる「一文字瓦」。 そして、取り合いの部分に丸い瓦が取り付けられる「饅頭瓦」。特に「一文字瓦」は、瓦の端を切り落としたような形が連なり、連続して並ぶその様子は町並みに統一感をもたらし端正な印象にする。 また、連続する軒下のスペースは、通りとともに半公共のスペースでもあったそう。