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シンプルに暮らす家

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玄関・ワークルーム_タイトル

改装前の玄関

玄関の扉を入るとすぐに目に入る、石敷きのタタキ
広めにとってある玄関と素材感のある石敷きは、この建物ならではの空間です。
この味のある石敷きの玄関はそのまま残して磨きをかけます。

玄関戸については、今の2枚引き戸から、改装によって新しくなる家の顔として1枚開きの扉とする予定です。
玄関には、ガラス製の小さなランプシェードが残してありました。かわいらしい黄色い柄入りです。

 

改装前の和室。改装後はワークルームになる場所

玄関の横の2帖の間は、改装前は畳敷きの和室ですが、床をフローリングにして雰囲気を変え、
ワークルームに変更
する計画に。道路に面した窓があり、昼間は明るい部屋なので、
PCコーナーや家事コーナー、物作りをするための作業スペースとしても使える部屋に
なりそうです。

 

独立している部屋なので、季節のものをストックする収納にも適しています。

ブロック塀撤去

土台や壁をチェックする様子

2009年12月4日

打合せ時には、天井板がはがされ床も取り壊されて、天井裏、床下と基礎が
そのままむき出しの状態に。

まずは、基礎の状態をチェックします。土台と基礎を見ながら、
「土台の柱は腐っていなさそうだな。」
「シロアリの被害も少なそう。」

土台の木部が黒く変色しているのは、もともと防蟻処理がされていたためだとか。

撤去予定の壁が一部壊されている箇所を見て
「在来(工法)やのに、竹小舞なんですね。」という話に。
竹小舞は町家のような伝統工法で使われる方法で、竹を縦横に這わせて土で塗り固める壁の事を言います。
この建物は在来工法で建ててありますが、伝統工法のやり方も使われているということ。

この建物が建てられたころは、町家のような伝統工法の建物は減り、
だんだんと新しい建て方の在来工法へと変化していく時期だったのでしょうか。

 

写真-天井の確認

その後、表に見える板が剥がされて構造のむき出しになった天井に話は移り、
「当時、木材を仕入れた材木店の名前が残っているなあ。」
「このままの雰囲気で、天井をクリアなオイルステン塗装でも良さそう。」
「上に何も貼らない方が碍子(ガイシ※)が見えて、雰囲気が出るかも。」
などなど、天井の仕上げにも様々な意見が出ていました。

※碍子(ガイシ)=昔の電気配線に使われた器具。

 

2009年12月14日

この日は設計士さんを交えた打合せ。解体が進んで、1階はかなり雰囲気が変わっています。
玄関横のワークルームから始まった打合わせは、天井を這っている「ガイシ」について。

ガイシ残したいんですけど、どうですかね・・・?」
「このまま残すのは、こう・・・雑然としていてあんまり見た目が良くないし、
使わないのであれば一度全て取ってしまい、飾りとして残すなら付け直すのは?」

「ガイシ、何か他の所に使います?この形(電気線を巻きつけるために、
くびれができている)を利用して、コートかけに使うとか、両開きの扉の取っ手に使うとか」
「それ良いですね!!」
「じゃ、一応解体の時にはガイシを全て取り外して置いておきますね。」

次は壁の仕上げについて。前回、土壁を露出させた部分を見て、
「結構良い雰囲気。このままでも良さそう。

ただし、もとあった天井板を外しているため、天井の廻り縁が残っているところから上の部分は何も仕上げられていない状態。仕上げを変えないにしても、ここの収まりは気になるので、廻り縁は取ってしまおうということに。

他にも
「柱に切欠きが残っているのは、埋めますか?」
「埋めないで、このままで良いでしょう。」
というやりとりも聞かれました。

※切欠き=柱に他の部材を接合するために、柱の一部を削って穴のあいている部分。
この物件では、ワークルームの手前にあった壁を取り壊しているので、その部分に残った柱に見られる。

 

写真-天井・壁の色(予定イメージ)

2010年1月28日

当初からの1階の壁イメージは「白」。そして、今日の打合せで決まった柱の色は
「チーク」色。天井や壁に使った時に、どのようなイメージになるか、試しに写真の上に色を付けてみました。

天井は、床梁などが元の木の色を活かした、「チーク」色。天井板は白色に塗ります。
白い壁や天井は、室内に入ってきた光を反射させ、室内を明るく見せるという効果があります。
柱や床梁に使った「チーク」色が、白い壁や天井にアクセントとして映えるようなイメージになりそうです。 

 

部屋別の改装打合せ風景

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