設計物語
新設する水廻りはホワイト一色で統一して、清潔感のあるものに。
シンプルで使いやすい水廻りを目指します。
設計段階の洗面の展開図を見ると、採光がどこから採られているのかがわかります。
洗面の北側はLDK、西側はトイレと、部屋に囲まれて採光が取り辛い場所に
位置していますが、建具の上部をFIX窓にして
光を採り入れ、暗さを解消するという計画に。
2010年1月28日
水廻りの出来る予定の部分にも屋根ができ、壁に窓が開いて、工事が着々と進んでいます。
写真の既存の天井が終わっているところから奥、階段を下りた先が水廻りの位置になります。
こちらにも階段部分と同じように大きな窓が開かれ、光が入っているのがわかります。
この窓には目の細かい摺りガラスを入れて、外からの視線を遮りながら、光を採ります。
写真に写る緑色のシートで巻かれた建具枠の上部もまた、嵌めこみの窓になる予定です。
水廻りの窓から入った光が、リビングにも入ってくる、というイメージになりそう。
今はまだ設備は置かれていませんが、この位置に、向かって右からトイレ・洗面・浴室が
新設されていきます。
水廻りの天井の色についても、連続して見えるようにLDKと同じ「白」に決まりました。
2009年12月14日
階段脇の襖と壁を取ってしまったことで、階段が露出され、LDKの雰囲気がかなり変わって見えます。
窓を付けるとLDKは明るくなりそう。階段はそのまま残して使用します。
「階段の一番下のところ、ここは切ってしまった方が、リビングから階段を上がる時に
邪魔にならないですよね。」
「構造的には問題無いですかね?」
構造にも考慮しつつ、住む人が使いやすいように、細かい点に気を配ります。
2010年1月28日
打ち合わせに建物を訪れると、階段横の壁の窓が新設されていました。
この日はあいにくの雨でしたが、外の薄暗さにもかかわらず室内には充分な光が入り込んでいます。
想像はしていましたが、実際に見ると明るさは想像以上。
スケルトン状態の階段の斜めのラインから漏れる光や窓の木枠の部分を見ていると、もともとの家からはイメージできない、明るく味わいのある空間になりそうな予感がします。
この窓にはまだガラスが嵌められていません。
窓ガラスには、キッチンに使われている、ボーダー柄のガラス(→写真参照)に合わせた模様のものが使いたい、という案が出ています。
また、キッチンの換気扇の横には鉄製のガス管が残されています。
味のある雰囲気のこの管は、使用するために残し、色を塗ることになりました。
LDKの階段については色決めは保留。周りの色を塗ってみて、バランスを見ながら決めることに。白く塗ってしまうか、それとも元の色を残すか…存在感があるだけに、悩む部分です。
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