京町家再生プロジェクト 大正ロマン壱号

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ロマン溢れるディティールを見よ!

ロマン新聞六月二十七日号 写真

今年1月からスタートしたプロジェクトもいよいよ終わりが近づいてきた。東日本大震災の影響で物資の入りに若干の遅れもあり、足掛け6ヶ月でようやく完成の日を迎えられる。前回のドイツ壁施工から2週間。いよいよ完成間近の現場には期待に胸を膨らませたメンバーが集まる。様々な方面から「大正」という時代を調べ考え、当時流行したであろう住宅を再現するべく企画を進めてきた。しかしやはり、ドイツ壁がどうなったのか?ヘリンボーンの床はどうなっているのか?あのアンティーク建具は雰囲気に合っているか?など、それぞれの思いを抱えて仕上がりを確認することとなった。

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全貌は次回の報告を待つするとして、今回はこだわり抜いたディティールをお見せしよう。


まず、最重要課題の一つであった応接室。注目は格式の高さを示す格天井。密かな存在感を放っている。そしてヘリンボーンの床。腰高の板張りとともに一層西洋風の雰囲気が醸し出される。

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続いて玄関。ガラスから光がきらめきこぼれる玄関建具。足元には重たそうなる金具が取り付けられ、どっしりとした重厚感がある。そして、足元には大正~昭和初期に見られるタイルの床を再現。淡く愛らしい色合いが主張しすぎず、さりげなく訪問者をもてなす。

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続いて、リーダー安田渾身のアンティーク建具。昔の製法で作られた歪んだガラスが、揺らめくように向こう側を映し出す様子はなんとも言えず美しい。

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最後は先日ドイツ壁施工を施した外観。ドイツ壁のでこぼこした質感が伝わるだろうか。腰高のタイルもあたかも昔からあったかのようになじみ、まさに洋館の雰囲気が漂う。

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次回はいよいよ全貌が明らかになる!!

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